冷却シート「冷えピタ」シリーズが2025年1月で製造終了していたことがSNSで話題になっている。
「冷えピタ」を製造・販売していたライオン(東京都台東区)のウェブサイトの内容が話題になっており、ライオンは取材に対して、現時点では「類似製品の販売・発売予定はございません」とした。
「経営戦略の一環として事業ポートフォリオの見直し」
ライオン公式サイトの製品Q&Aには、「冷えピタ」シリーズに関するQ&Aが公開されているが、その回答の下には「2025年1月をもちまして製造終了しております」との説明が記載されている。
同サイト内の「製造終了品一覧」によると、「冷えピタ 8時間冷却 大人用」「冷えピタ 8時間冷却 ベビー用」は24年7月に製造終了、「冷えピタ 8時間冷却 子供用」「冷えピタ ボディ用 大人用」は25年1月に製造終了している。
12月9日頃にXで製造終了していたことに気が付いたとする投稿が拡散され、驚く声や悲しみの声が寄せられた。
10日にJ-CASTニュースの取材に応じたライオンのコーポレートコミュニケーションセンターの担当者は、「冷えピタ」シリーズについて「1995 年に発売を開始し、これまでに 10 種類を展開してまいりました」と説明。製造終了の理由について、
「当社は経営戦略の一環として事業ポートフォリオの見直しを進めており、その方針に基づき同シリーズの販売を終了することにいたしました」
と明らかにした。
なお、「現時点で、類似製品の販売・発売予定はございません」という。
類似商品に小林製薬「熱さまシート」、白元アースの「アイスノン 冷却シート」
担当者は、「長年にわたり『冷えピタ』シリーズをご愛顧賜りましたこと、心より御礼申し上げます。お客様から頂戴した貴重なご意見は真摯に受け止め、今後の製品・サービスの開発に活かしてまいります」とコメントを寄せた。
「冷えピタ」はライオンの登録商標。しかしXでは、冷却シート全般を「冷えピタ」と呼んでいたという声も寄せられた。なお、類似製品には小林製薬の「熱さまシート」、白元アースの「アイスノン 冷却シート」などがある。