「60代以上の京大OBは年10万円ぐらい払えと」 玉川徹さんがブチ上げた「未来のノーベル賞」研究者育成資金

   「京都大OBは毎年10万円寄付するというのはどうか」――「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)のレギュラーコメンテーター玉川徹さん(ジャーナリスト)は、突然呼び掛けた。いったい何に寄付しようというのか。

  • 京都大学
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  • 玉川徹さん(羽鳥慎一モーニングショー公式サイトより)
    玉川徹さん(羽鳥慎一モーニングショー公式サイトより)
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成果が見えにくい基礎研究にはお金がかかる

   2025年12月11日放送の番組では、ノーベル科学賞の北川進・京都大特別教授、生理学医学賞の坂口志文・大阪大特別栄誉教授のストックホルムでの授賞式と晩さん会の様子を伝え、スウェーデン国王のメダル授与の映像をバックに、司会の羽鳥慎一アナはこう話しだした。

「これは、ノーベル賞の時に毎回言いますが、成果が見えにくい基礎研究というところに、いかにおカネを出せるかということだと思います」

   日本は基礎研究の研究費や支援が貧困だと言われ、北川教授は「若い人がじっくり考えて研究できるように環境を整えていただきたい」、坂口教授は「若い研究者に対する支援を多くしないといけない」と苦言を呈している。

   すると、玉川さんは「今の内閣は基礎研究にもっとお金を出すと話しているので(期待してます)」と言い、隣の木曜コメンテーター結城東輝さん(弁護士)にこんな提案をした。

「年間60億円を集める」玉川皮算用

「東輝さんと僕の先輩じゃないですか、(受賞者の)お二人とも京都大学卒業なので。ならば、京大のOBが寄付金をどんどん払って、京大だけは(基礎研究を)何とかするというのはどうかね」

   結城さんも「そういうネットワークを使ってね」と同意する。玉川さんはさらに、「年間3000人ぐらいなんですよ、卒業生が、京都大学は。東輝さんはいま、子育てとかで大変だろうから、60代以上の京大OBは年10万円ぐらい払えと。それだけでも60億円ぐらいになりますから。それを基礎研究の方に持っていくとか、どうかなと思うんですが」と半ば本気だ。

   玉川さんは現在62歳。先ず隗より始めるのか。

(シニアエディター 関口一喜)

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