「パソコン買うなら今!」投稿でアクセス殺到 メモリ高騰が背景、メーカーはどう対応

「今後の状況により製品価格に反映する可能性はございます」

   とはいえ、識者らからは、メモリの高騰に伴って、パソコンが値上がりする可能性はすでに指摘されていた。

   ITジャーナリストの篠原修司さんは12月6日、「メモリ高騰でパソコンが買えなくなるかも? 26年はさらに値上がりする恐れ、いま買うべき理由とは」と題する記事をヤフーニュースに投稿した。そこでは、11月からメモリ価格が高騰しており、「パソコンを買うのであれば『いま』です」と強調した。26年はさらにメモリが不足し、「来年は同じ価格では買えないと思います」と注意を促した。価格が落ち着くのは、27年下期とみられているという。

   メモリ高騰の背景には、世界的なAI需要の増加があるという指摘が多い。米半導体大手マイクロン社が3日、AI需要に対応するため、個人向けメモリ事業から撤退すると発表したことも、その表れだとされている。

   また、SSDといったパソコンに必要なストレージも高騰している。アイ・オー・データ機器は10日、SSD、HDDなど165製品の価格を26年1月14日から最大54.8%引き上げると発表して、波紋が広がった。

   メモリやストレージの高騰で、パソコン各社も値上げに踏み切らざるを得ないとの観測も強まっている。

   実際、パソコンへの注文が急増するなど影響は出ているのだろうか。

   こうした点について、マウスコンピューターの広報室は12日、J-CASTニュースの取材に対し、「お問い合わせ件数やご注文数の詳細については、社内情報に関わるため、公開を控えております」と答えた。

   今後、値上げなどを行う可能性があるかについては、こう述べた。

「メモリ価格は世界的な半導体市場の動向に左右されるため、今後の状況により製品価格に反映する可能性はございます。当社としては、お客様に安定した製品をお届けできるよう最大限努めております」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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