「日本は抗議で終わるしかないのか」橋下徹氏が物申した高市首相の台湾有事答弁 「名(迷)言暴言大賞」に

   元大阪府知事の橋下徹氏(弁護士)は「これって吉本新喜劇ですよ」と笑い、古舘伊知郎氏(タレント)は「のらりくらりでいくべきだった」と不満げだ。2025年12月14日放送の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ系)は、年末恒例の「名(迷)言暴言大賞2025」を発表、グランプリは高市早苗首相の「台湾有事答弁」だった。

  • 高市早苗首相(2025年10月撮影)
    高市早苗首相(2025年10月撮影)
  • 橋下徹氏(2015年撮影)
    橋下徹氏(2015年撮影)
  • 高市早苗首相(2025年10月撮影)
  • 橋下徹氏(2015年撮影)

「自分からケンカ吹っ掛けといて」

   授賞理由は「この日本、そして中国と、あらゆる思想の人が、あらゆる考えでもって、この言葉で動いた。(反響の大きさでは)肯定的な人も、否定的な人も、これはナンバーワンということで、両方の勢力がこれを推すと思いますね」と審査委員長の門田隆将氏(作家)は説明した。

   その高市答弁について、番組パネリストの橋下氏は、「(ポロッと答弁に対して)レーダー照射というね、向こう(中国)がガツンときたわけですよ。それに対して日本は抗議で終わるしかないのかと。これ、吉本新喜劇ですよ。自分からケンカ吹っ掛けといて、『このくらいで終わらしといてやるわ』というやつね」と、覚悟もないのに口走ったのは暴言もいいところという。

「のらりくらりとするしたたかさは欲しいな」

   同じくパネリストの古舘氏は、「僕はやっぱり言うべきではなかったと。したたかなとんでもない国、中国に対して、あえて(台湾問題は)のらりくらりとするしたたかさは欲しいなというふうに思います」と、高市答弁は不用意だったという。

   番組では「迷言暴言トロフィー」を高市首相に直接届けるというのだが、さて受け取るかどうか。受け取ったら面白い。

(シニアエディター 関口一喜)

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