「キノコ雲ランプ」波紋のaespaめぐりオンライン署名 紅白歌合戦辞退を要求...14万筆超集まる

   暴露系インフルエンサーの「DEATHDOL NOTE」が2025年12月23日、韓国の4人組ガールズグループaespaの「第76回NHK紅白歌合戦」出場に反対する署名を郵送で提出したことを、Xで報告した。

  • NHKは17日の定例会見でも、「出場予定に変更はございません」としている。
    NHKは17日の定例会見でも、「出場予定に変更はございません」としている。
  • change.orgのオンライン署名には14万筆超が集まった
    change.orgのオンライン署名には14万筆超が集まった
  • NHKは17日の定例会見でも、「出場予定に変更はございません」としている。
  • change.orgのオンライン署名には14万筆超が集まった

「かわいいライトを買ったよ。どうかな?」

   aespaをめぐっては、中国人メンバーのニンニンさんが22年5月、ファン向けのSNSアプリに投稿した写真をめぐり、議論が起こっていた。

   ニンニンさんは「きのこ雲」を模ったランプの写真に、「i bought a pretty light~~~ how is it?(かわいいライトを買ったよ。どうかな?)」とコメントしていた。投稿の意図については明らかになっていないが、同じランプが海外通販サイトでは「核爆発 ムードライト 広島のその日 広島 インテリア 照明 就寝など 原子爆弾 きのこ雲」などの説明とともに販売されていることから、第二次世界大戦中に日本に落とされた原子力爆弾を揶揄するものではないかとの批判が噴出した。

   紅白歌合戦への初出場内定が発表されると、この投稿を理由に出場中止を求める声が上がった。

「署名簿を持って窓口に行きましたが、NHKに受取拒否されました」

   11月17日にはDEATHDOL NOTEが、オンライン署名サイト「Change.org」で「aespaの紅白出場停止を求めます」と題した署名を立ち上げ。過去の投稿について、「紅白歌合戦という日本の伝統的な舞台にaespaの出演を許可することは、このような行動を許容することになりかねません。紅白は、多くの視聴者に影響を与える公共の場であり、このような敏感な問題を無視することはできません」などと訴えていた。

   12月23日時点で、143,225件の署名が寄せられている。

   DEATHDOL NOTEおよび同アカウントを運営する磨童まさをさんは、たびたびSNSで署名簿の提出に関する進捗を投稿している。

   22日には、プリントアウトされた署名簿の写真を添え、「NHK→受取拒否 放送倫理番組向上機構→受取拒否 (撮影 : 千代田放送会館1F)」と投稿。磨童さんのアカウントでも、署名簿を手にした自身の写真を添えて「署名簿を持って窓口に行きましたが、NHKに受取拒否されました」としていた。

   23日の投稿では、署名簿を郵送で提出したことを報告した。

「『aespaの紅白出場停止を求めます』137,734名分を書面にてNHK放送センターへ提出(郵送)しました(無理矢理) なお、書面での提出の際には匿名、ニックネームやイニシャルのみのものは省かせて頂きましたが、ご協力ありがとうございます」

   報告には、「見て見ぬふりにはさせたくないです。こうして何度も訴えたことをSNSに残し 言い逃れできない状況であることで 真摯に向き合ってくれることを祈るのみです」といった声もある一方で、「署名は信書にあたるから宅急便じゃ送れない。たとえNHKの元に届いたとしても郵便法第4条違反を理由に受け取り拒否されて、逆に訴えられるのがオチ」などとする指摘もある。

参院総務委でも問題に...NHK「出場予定に変更なし」

   aespaの紅白出場をめぐっては、12月2日の参院総務委員会で、日本維新の会の石井苗子議員も、署名活動に言及しながら問題を取り上げている。

   出場の判断基準を問われたNHKの山名啓雄専務理事は、所属事務所に「当該メンバーに原爆被害を軽視・揶揄するような意図がなかった」ことなどを確認してあるとした上で、選定の理由について「NHKの自主的な判断で決定」したと説明した。

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