歌手の小林幸子さん(72)が2025年12月23日放送の情報番組「ノンストップ!」(TBS系)に生出演、先日病気を公表した盟友の美川憲一さん(79)にエールをおくった。
「ちゃんと立って歌えた」と喜ぶメール
デビュー時期は違うものの「歌手活動60周年」を一緒に祝うなど芸能界の中でも仲良しで知られる小林さんと美川さん。MCの設楽統さんが今年を振り返っての感想を小林さんに聞くと「新しい人にお会いしてどんどん仕事が広がって」と充実した1年だったと語った。健康維持の秘訣は「(ステージや撮影が)終わったらビールを飲むこと」と即答、スタジオをわかせた。
その小林さんが気がかりなのが盟友美川憲一さん(79)の健康状態。演歌界、芸能界の大御所が勢揃いする「令和・歌の祭典2025」(9月29日)に一緒に出演する予定だった美川さんが、心臓の手術のため急遽出演できなくなった。
さらに11月には自身がパーキンソン病であることを公表、12月の公演に向けてトレーニングに励んでいたという。
小林さんもそのことを美川さんから聞かされており、「(14日の)復帰公演の前に電話で話したら『心配だから前乗りするんだ』と話していて、公演が終わったら『ちゃんと立って歌えた』と喜んでいるメールをもらった」と明かした。
あの透き通るような低音で「恩に着るわ」
「何しろ憲ちゃんは元気な人なので、逆に初めての入院をしてすごい心が痛かったみたい」
と美川さんの心中を慮った。退院してから「憲ちゃんはいろんな人の知らないところで徳を積んでいるから、それが回り回ってみんなが見守ってくれて、憲ちゃんのところに徳が還ってきているんだよ」と励ましたという。
すると、美川さんはあの透き通るような低音で
「恩に着るわ」
紅白歌合戦で「ライバル」のように言われた時に、美川さんが「ねえ、幸ちゃんさ、私たちライバルって言われているので、すごく仲良くしているのもあれだから新聞記者とか来たら離れましょうねと」と「密約」を交わした思い出話を披露した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)