カーシェアリングサービス「タイムズカー」が、予約開始時間前の5分~10分間に無料で利用できる「サービスタイム」の課金方法を変更すると発表した。この無料時間内のみでの走行と返却を繰り返すケースが増えているためだ。SNS上では、「使う用途をむしろ知りたい」などと驚く声が上がっている。運営会社の親会社パーク24のコーポレートコミュニケーション部の担当者は2025年12月23日の取材に対し、「詳細はわかりかねますが、駅等近隣地への送迎等の可能性を考えています」と説明している。本来は日常点検整備の時間を想定サービスタイムの課金方法の変更は、25年12月16日に公式サイトで発表された。この発表によれば、サービスタイムを導入している理由は、道路運送車両法47条の2に定められている日常点検整備を実施するためだ。だが、「当該サービスタイム内に走行され、サービスタイム内にご返却されるご利用方法を何度も繰り返されるケースが増えています」と説明。タイムズカーの会員が多く利用する日中など時間帯の予約や、長時間の予約などが取りづらい状況が発生しているという。そのため26年4月1日から、サービスタイム内のみでの走行・返却は15分間の利用料金が課金されるようになる。一方、この時間内のみの走行を伴わない利用は、これまでと変更なく無料で使える。また、この時間内に走行し予約開始時間以降も利用する場合も、サービスタイム分は無料になる。パーク24のコーポレートコミュニケーション部の担当者によれば、サービスタイムはサービス導入当時から存在している。この無料時間内に走行し返却するケースは「会員増に伴い徐々に増えている状況」だという。こうした利用者が全体の何%いるのかについては明かさなかった。また、こうしたルールの抜け道を突いたような利用方法で問題視している行為は、サービスタイム以外で「現時点ではございません」としている。
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