奈良市議のへずまりゅう氏は2025年12月22日、自身のXで「ボーナスを支給されて間もないのに、通常のお給料もこんなにあるんです」として、12月分の報酬支給明細の写真を投稿した。「嫌がらせで税金泥棒と言われています」へずま氏がXで公開した写真によると、議員報酬額59万6000円に、19万5800円が控除額として引かれ、差引支給額は40万200円だったと報告。「居眠り議員や、名前や何をやっているかも分からない議員は危機感を持つべきだ」と厳しい言葉を載せ、さらには「奈良の皆様、いつもありがとうございます。自分は誰よりも実績を残し、行動に移して参ります」と続けた。へずま氏が議員の報酬額を投稿することは、今に始まったことではない。同11日のX投稿でも「地方議員、冬のボーナスを公開します」と記し、ボーナスの差引支給額が52万3619円であることを報告した。いずれの投稿もインプレッション数は100万を大きく上回っており、報酬額の「報告」はへずま氏のキラーコンテンツとなっている。なお、22日のX投稿に対しては「へずまりゅうは活動的で、これだけもらっても問題ないし、むしろもっと給料を増やしてほしい」といった好意的な声が寄せられる一方、「今まで迷惑をかけたところに寄付したらどうですか?」と否定的な声も見られた。一方、過激な言動をたびたび見せるため、へずま氏の議員活動に違和感を覚える人もおり、たとえば議員としての自覚の低さを指摘する声も出た。へずま氏は10月31日、自身のXで「結婚式で奈良市議の勉強会を休んだのに、嫌がらせで税金泥棒と言われています。強制ではないし、唯一の友達の結婚式に行ったらダメなんですか?」という反論をおこなった。また、12月8日に青森県八戸市で震度6強の地震が発生したことを受け、その翌日、へずま氏は段ボールに入ったカイロを持った写真とともに「昨夜、震度6強の震災が発生してすぐに青森県に向かいました」とXに投稿。その行動力に対する評価もある一方で、「議員なら議員にしかできないことをやれ」「奈良市市議会議員なのに、会期中に他県へ行って活動をするというのはダメだろう」といった声も少なくなかった。
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