プロ野球、2025年のオフシーズン。今オフのストーブリーグで意外な動きを見せているのが日本ハムだ。「日本ハムは予想できない戦略補強を敢行してくるので」2022年にオリックスからFAで獲得してチームを支えてきた捕手の伏見寅威を交換要員に、阪神からリリーバーの島本浩也を獲得した。さらに、かつて日本ハムの主力選手で、ヤクルトから今年限りで戦力外通告を受けた西川遥輝が5年ぶりに復帰した。「日本ハムは新庄剛志監督が就任以降、チームを土台から作り直してきました。2年連続最下位の後に2年連続2位と飛躍し、来年は充実した戦力で優勝を狙える。その中で手薄な左腕リリーバーとして島本を獲得したのは理解できましたが、西川の復帰は意外に感じました。外野陣は万波中正、水谷瞬、五十幡亮汰、矢澤宏太に加え、野村佑希、郡司裕也も守れる。西川の近年のパフォーマンスを見るとレギュラー争いに割って入るのは厳しいと感じますが、新庄監督がどのような起用法で再生させるのか注目されます」(スポーツ紙デスク)今年はソフトバンクと熾烈な優勝争いを繰り広げたが、あと一歩届かなかった。本拠地・エスコンフィールドで11月に行われたファンフェスタで、指揮官は来季の開幕投手に伊藤大海、開幕スタメンで「4番・三塁」に郡司の起用を明言。王者・ソフトバンクと激突する開幕3連戦に向け、「絶対、絶対、絶対に3タテします!」と力強く宣言した。前出のスポーツ紙デスクは「日本ハムは予想できない戦略補強を敢行してくるので、驚きのトレードをまた仕掛けるかもしれません」と予測する。さらに25日には、ソフトバンクで2年連続最多勝を獲得し、メジャー挑戦も視野に自由契約になった有原航平が日本ハムに復帰すると複数のスポーツ紙に報じられた。サプライズの補強はさらに続くか。(中町顕吾)
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