プロ野球巨人の元コーチで野球解説者のデーブ大久保氏(58)が、2025年12月24日にユーチューブを更新し、巨人の新キャプテン岸田行倫捕手(29)が来シーズン、チームの正捕手になると予想した。
「誰がキャプテンになるかは、基本的に監督が考えること」
昨オフ、甲斐拓也(33)がソフトバンクからフリーエージェント(FA)権を行使して巨人に入団した。
今シーズン、阿部慎之助監督(46)は、甲斐を正捕手として開幕から起用した。5月以降は、岸田行倫(29)と併用しての起用が続いた。ところが、甲斐が8月23日のDeNA戦で右手中指を骨折し戦線離脱。以降、岸田が正捕手としてマスクをかぶった。
シーズン成績は、甲斐が68試合の出場で打率.260、4本塁打、20打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは.658だった。一方の岸田は、87試合に出場し打率.293、8本塁打、39打点、OPS.772を記録した。
来シーズンは、甲斐と岸田による正捕手争いが予想される中、岸田が17日に新キャプテンに就任した。スポーツ紙によると、チームのキャプテン制は2年ぶりで、捕手がキャプテンを務めるのは、阿部監督の現役時代以来3人目だという。
現役時代、巨人の捕手としてプレーし、引退後は巨人の打撃コーチを務めた大久保氏。自身の経験を踏まえ、来シーズンの正捕手争いに言及した。
「誰がキャプテンになるかは、基本的に監督が考えること。阿部監督が岸田選手をキャプテンにしようと。もちろんコーチとも相談したでしょうし、自分のなかで決めていることをコーチと話をしたと思います。原(辰徳)監督の時代も、キャプテン制で、こうしようという話を聞いたことがある。(キャプテンを)球団が決めることもあるが、ジャイアンツは阿部監督が決めたと思います」
「甲斐選手はものすごく大事な選手」
そして、阿部監督が岸田を新キャプテンに指名した意図を、首脳陣目線で解説した。
「岸田選手にキャプテンを任せたということは、阿部監督が『レギュラーで使いますよ』と言っているといっても過言ではない。『責任を持ってチームを引っ張るんだぞ』と。チームをまとめるのがキャッチャー。『扇の要として岸田選手、頼むぞ』ということで、『レギュラーはお前なんだぞ』と」
今シーズン、負傷するまで正捕手を務めてきた甲斐はどうなるのか。大久保氏は「甲斐選手はものすごく大事な選手」とし、次のように持論を展開した。
「甲斐選手は貴重な存在だが、バリバリやっていた時代よりは、ある程度の成績を出しづらいのではないか。ただ、甲斐選手が控えにいることを考えれば、こんなに心強い選手はいない。常に日本一になるチームのキャッチャーをやってきて、しかも育成選手からはいあがってきた選手だから」
チームには、岸田と甲斐の他に、捕手として小林誠司(36)、大城卓三(32)、山瀬慎之助(24)らが控えている。捕手出身の阿部監督は来シーズン、どのような起用をするのか。正捕手争いに注目される。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 1, 2023
頭脳プレー炸裂
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小フライを敢えて捕球せず
岸田行倫がバント処理で好判断
⚾プロ野球(2023/9/1)
????DeNA×巨人
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