元格闘家のエンセン井上氏(58)が、2026年1月5日にユーチューブを更新し、昨年末に衝撃的な失神TKO負けをした格闘家の朝倉未来(33)に関して、「今回、自分が勝てない相手を選んだ。侍です」などと評価した。
試合後は救急車で病院に直行
朝倉は、25年12月31日にさいたまスーパーアリーナで行われた総合格闘技イベント、RIZIN「師走の超強者祭り」に出場し、RIZINフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)に挑んだ。
試合は、朝倉がグラウンドパンチで失神し、TKO負けを喫した。試合直後は、リングに仰向けに倒れたまま、自力で立ち上がることができなかった。しばらくして担架で運ばれ、そのまま救急車で病院に直行した。
朝倉の対戦相手を巡り、インターネット上では「実力差がありすぎた」「ミスマッチ」など様々な意見が飛び交った。
過去に大舞台を踏んできた井上氏は、自身の経験から今回の朝倉の相手に言及した。
「ライジンはたぶん、未来と話をして未来の意見を聞いた。いろいろ話をして(対戦相手を)決めた。例えば、未来が(提案を)断っても試合はできる。ライジンが、未来の考えを理解して違う相手にする。エンセンの意見としては、未来は男です。未来が『強くなりたい。チャレンジしたい』。だから未来がシェイドゥラエフ戦をOKした」
「朝倉は男としてすごく強くなると思う」
朝倉は王者との対戦を前に、自身のユーチューブで「明日は集大成。RIZINもそうだし、朝倉未来という人生の集大成みたいなところがある。後悔のないようにやっていく」などと意気込みを語っていた。
格闘技ファンの注目を集めた大晦日決戦は、王者の強さが目立つ圧勝だった。それでも井上氏は、朝倉の戦いぶりを次のように高く評価した。
「未来が素晴らしかったのは、死ぬと思ってもタップしなかった。(試合後)めまいがして、眼窩(か)底骨折したが、絶対に自分の力で歩けた。(実際は)気持ちが負けて、担架で運ばれた。そういうところが、勉強になると思う。シェイドゥラエフとの試合は負けたが、男としてすごく強くなると思う」
そして、こう続けた。
「今回、シェイドゥラエフが相手だったことが間違っていないし、ライジンがひどいとは全然思っていない。未来が男として、自分より強い選手とやる。最近は、こういうことがない。最近の格闘家は自分が勝てる相手としかやらない。未来は素晴らしい。今回、自分が勝てない相手を選んだ。侍です。素晴らしい。結果は関係ない」
失神TKO負けを喫した朝倉は、試合翌日の1月1日にインスタグラムを更新。「沢山の応援ありがとうございました 眼科底骨折があるけど他は大丈夫そう。心配かけました やることやってきたので後悔はないです また頑張ります」(原文ママ)とのコメントを投稿した。