栃木県立高校の生徒が、別の生徒を暴行する動画がSNSで拡散された問題がさらに別の問題を引き起こす事態になっている。加害生徒の個人情報が拡散され、高校や加害者自宅周辺も危険にさらされている。栃木県教委は二次被害が出ないよう配慮を要請2026年1月11日放送のトークバラエティー番組「サンデージャポン」(TBS系)はSNS拡散問題の是非をとりあげた。栃木県教委も会見で、「暴力行為は自体は本当に良くない」としたうえで生徒への二次被害が出ないように配慮してほしいと要請した。この加害者情報拡散についてタレントのスマイリーキクチさんが自身のXに「"私刑"は"正義"ではなく"制裁"、加害者側です」などと投稿した。すると、「SNSで批判されなければ今でも被害者は殴られ続けている」といった批判がでたという。スマイリーさんは番組の取材に「(私の投稿が)犯罪者擁護、加害者擁護という反応が7割でした」と答えた。投稿でお金を稼げることで、正義より稼ぎが優先しているスマイリーさんは「自分が正義だって思った時ほど人間って残酷になるんです。周りから『いいね』をもらうと拍車がかかる、凶暴化するんです。これが終わらない。年々悪くなってます。(投稿で)お金が稼げるというシステムになってから"正義"より"稼ぎ"が上になっちゃったんです」と話した。乃木坂46のメンバーで映画監督でもある林瑠奈さんは「世の中で起きている悪いことを、自分にふりかかる悪いことと捉えてしまう人が多いのかなと思う。集団心理も働きやすいと思うので、社会全体と自分との距離をうまく保つ必要がある」と話した。MCの田中裕二さんは「加害者特定の投稿をAIが発見して削除するということはできるんですか」と聞く。AIエンジニアで参院議員の安野貴博さんは「技術的にできなくはないが、プラットフォーマーとしてはそこにお金をあまりかけたくない。やはりプラットフォーマーが責任をもってやっていただきたい」と答えた。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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