「久米さんに『私はどうですかね?』と聞いてみたかった」――テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」の司会・羽鳥慎一アナは、2026年1月14日放送の久米宏さんの追悼特集でこんな思いを語った。
「私はジャーナリストじゃない。私はアナウンサーです」
テレビ朝日系報道番組「ニュースステーション」のキャスターなどを務めた久米宏さんが今年元日に死去、「モーニングショー」レギュラーコメンテーターの元テレ朝社員・玉川徹さんは、社員食堂で夕食をとる久米さんをよく見かけたと振り返り、
「久米さんは『私はジャーナリストじゃない。私はアナウンサーです』とおっしゃってたんですね。ジャーナリストって名乗れる資格がある人は、やっぱり権力に対して批判的な目を持って、それを発信できる人。そういう意味では、久米さんこそジャーナリストだったなと、僕は思います」
と懐かしんだ。
同じアナウンサーということで、羽鳥アナは一層の思い入れがあるようだった。
「お仕事を一緒にしたことはないんですけど、難しいことを難しく言わないで、知っているんだろうけれど、知らないふりができる。あとは、自分ですごく話しているようだけど、実は人のことをすごくよく聞いていて、人の言葉を引き出すという、アナウンサーとしては学ぶところだらけです」
と、大先輩のすごさを紹介した。
「本当にお会いしたかったです」
そして、ちょっと目を落としながら、「本当にお会いしたかったです。会って、『私、(アナウンサーとして)どうですかね?』と聞いてみたかったです」と話し、久米さんの声色をまねながら「『君はねえ......』とか言ってほしかったなと、ちょっと思います」と、小言の一つも言ってくれたのではないかと残念がった。
最後に、「久米さん、お話ししたかったです」としみじみと追悼コーナーを締めた。
(シニアエディター 関口一喜)