乾燥機に洗濯物を放置したにもかかわらず、機械のエラーで乾いていないと客に逆ギレされたとして、茨城県小美玉市内のコインランドリー運営会社が、X上で苦言を呈している。
機械エラーについては返金したいが、洗濯物の長時間放置は機会損失になるので止めてほしいと訴えている。コインランドリー側に取材して話を聞いた。
クレーム客「直ぐに対応出来なければ警察へ連絡する」
「夕方取りに来たら乾いていない!」。クレームを入れた客は2026年1月13日、運営会社に電話して、こう怒鳴り込んで来たという。
運営会社の同日付投稿によると、この客は、小美玉市内の「かんそうランドリー」小川店で、朝の出勤前に洗濯物を乾燥機に入れ、夕方の帰宅時に取り出すという行為を定期的に繰り返していた。今回は、洗濯物を放置中に機械のエラーが発生し、客は、会社側にこんな対応を迫ったという。
「今すぐ店に来て返金してほしい。来ないなら住所を教えて。直ぐに対応出来なければ警察へ連絡する」
これに対し、同社では、「今すぐは伺えないが、本日中には必ず対応させていただきたい」と伝えた。しかし、客は、そのことに納得せず、「二度と利用しない」と言い放って電話を切ってしまった。トラブルについて、同社は、機械エラーは申し訳ないが、洗濯物の長時間放置は、経営上の大きな機会損失になるとして、「ルールを守るお客様が快適に利用できる環境を守るため、長時間放置を前提としたご利用はお断りいたします」と呼びかけた。
この客に、折り返ししても電話に出ず、翌14日に「ご返金の件」として、携帯電話にショートメールを送ったとした。そこでは、機械エラーですぐに対応できなかったことを謝罪し、返金分の400円を取りに来るよう伝えたうえで、公平に利用してもらうルールから長時間の放置はしないよう求めている。
トラブルがあった店は、無人で24時間営業しており、乾燥機は4台が設置されている。13分の利用が100円で、今回の客が来店したとみられる日は、そのうちの1台の売り上げが数百円だけだったという。
出勤前に洗濯物を出し、夕方に取りに来る行為を繰り返す
コインランドリーなどを茨城県内外で運営する「アグリアシスト」(小美玉市)の代表は1月14日、J-CASTニュースの取材に対し、女性客と今回のトラブルがあったとして、そのやり取りについて説明した。
それによると、女性客からは、13日の16時過ぎに電話があり、洗濯物が乾いていないので来てほしいと催促された。代表が、すぐに対応できないと伝え、20分後に改めて連絡を取ると、客は、「どうなっている?」と急かしたという。代表は、自分の居場所を伝えたが、「その方面は詳しくないから行けない」と突っぱねられて、話がこじれてしまった。
「そのときは、今すぐに行ける状況ではありませんでした。この方は、洗濯物を長時間放置したにもかかわらず、400円を今すぐに返せと求めて来ました。悪気はなかったのかもしれませんが、私としては、このような方には来てほしくないと思って、今回投稿しました」
女性客は、出勤前に洗濯物を出し、夕方に取りに来る行為を繰り返したことも、自ら「自白」していた。乾燥機は、排気口付近が氷点下になるとセンサーに時々エラーが出るといい、今回は、早朝の時間に洗濯物を入れていたのではないかとみている。
「この方が自ら話して、こうした使い方をしていたことが初めて分かりました。乾燥機1台で、通常は数千円の売り上げがありますが、今回は400円でした。これをきっかけに乾燥機の回転率が上がれば、機会損失の額が分かるかもしれません。狭小店舗ですので、放置洗濯物を入れるワゴンを置くスペースがなく、他の客に出されないことを知ってわざと放置していた可能性もあると思います。今後は、長時間放置をしないように貼り紙を出すなどの対策を取ることにします」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)