高市首相が通常国会冒頭で衆院解散を決めた波紋で、与野党の構図がめまぐるしく動く。2026年1月16日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)は、解散報道後一気に現実化した立憲民主党と公明党との新党「中道改革連合」を話題にした。そもそも「中道」とは何ぞや15日の党首会談後の会見で立憲民主党の野田佳彦代表は「私どもも中道のなかに進んでいこうという思いを持つ人たちで結集をする決断をした」と話した。公明党の斉藤鉄夫代表は「中道の旗のもとに集った新しい党で一緒にがんばっていきたい」と話し、「中道」を15回も使う熱の入れようだ。ただ、この「中道」に関係者の反応も様々だ。国民民主党の玉木雄一郎代表は「具体的に中道って何なんですかね、政策で言うと。そこがよくわからない」と不信感を表した。毎日新聞専門編集委員の佐藤千矢子さんも「右でも左でもない分断や対立を利用しない政治。伝わりづらいのでキャッチコピーを考えたほうがいい」と指摘する。政治ジャーナリストの田﨑史郎さんは「若い人には中道といっても伝わりにくいのでは」、コメンテーターの上地雄輔さんも「玉木さんも言っていたけど何をもっての中道かあらためて知りたい」と反応は様々だ。素朴な疑問、立憲、公明は無くなるのですか?弁護士の八代英輝さんは「この衆議院における立憲民主党、公明党は組織をつぶしてしまうということですか。要するになくしてしまうのですか」と質問を投げかける。田﨑さんは「当面、立憲民主党も公明党も残るわけですよ。衆議院議員だけが離党して新しい政党をつくり、参議院や地方議員はそのまま立憲民主党であり公明党のままです」と答える。八代さんは「比例区で立憲民主党と書いた場合、その票はどこに行くことになるのですか」と聞く。一瞬間をおいて田﨑さんは「そりゃ無効になるかもしれませんね。ない(存在しない)政党に対して投票しているわけだから」と話した。「(立憲も公明も)比例代表の届け出政党にはならないから」と付け加えた。そのコメントを聞いた八代さんと上地さんは顔を見合わせてうんうんとうなずく。八代さんは「それも確認しないとわからないじゃないですか」と言いながら「だって公明って書く人いっぱいそうじゃないですか」と話した。立憲民主党、公明党関係者が「立憲って書かないで、公明って書かないで」と全国各地で叫び続けなければいけない大混乱選挙の幕開けである。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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