「いや、百万回だ」 ワクチン相務めた河野太郎氏、菅義偉元首相との「一番の思い出」明かす

   ワクチン担当相などを務めた河野太郎衆院議員が2026年1月18日、政界引退を発表した菅義偉元首相をめぐる「1番の思い出」をXで明かした。

  • 首相在任時の菅義偉氏(2021年8月撮影)。新型コロナ対策に翻弄された
    首相在任時の菅義偉氏(2021年8月撮影)。新型コロナ対策に翻弄された
  • 河野太郎衆院議員。ワクチン担当相などを歴任した(2024年撮影)
    河野太郎衆院議員。ワクチン担当相などを歴任した(2024年撮影)
  • 首相在任時の菅義偉氏(2021年8月撮影)。新型コロナ対策に翻弄された
  • 河野太郎衆院議員。ワクチン担当相などを歴任した(2024年撮影)

「コロナ禍の収束に貢献できたことも思い出深いもの」

   菅氏は17日に政界引退を記者団の前で明らかにし、Xでも「私、菅義偉は、今般行われる予定の衆議院議員総選挙に出馬せず、後進に道を譲る決意をいたしました」と報告。

   衆院議員としての30年間を振り返り、「新型コロナウイルスのワクチン1日100万回を決断し、コロナ禍の収束に貢献できたことも思い出深いものです」などとつづっていた。

   河野氏は「スガ総理の一番の思い出は、夜中過ぎに携帯に電話かかってきて叩き起こされ、あれとこれやんなきゃと言われて、翌朝7時に議員宿舎の玄関で一緒になったら、『で、あれどうした』『すみません、寝ました』(普通寝るよね)」と投稿。

   菅氏が昼夜を問わず職務に邁進していた様子を明かし、コロナ禍の対応についても振り返った。

「ワクチン百万回の時も、6、70万回でいいのでは、と言ったら...」

   河野氏は新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、ワクチン接種を円滑に推進するための国務大臣「ワクチン接種推進担当大臣」に就任。21年1月18日から22年3月末まで務めた。

   「だからワクチン百万回の時も、6、70万回でいいのでは、と言ったら、『いや、百万回だ』」と、菅氏からは想像を超える対応を求められたという。

   河野氏がのちに「自治体のおかげで160万回を達成しました」と報告に行った際には、菅氏からは「ニヤッと笑って『6、70万回でいいとか言ってたやついなかったか』」との言葉が。河野氏は「えーっ、そんなこと言ってた奴がいたんですか」と返したという。

「今思い出しても胸が熱くなります」

   当時のワクチン接種体制をめぐっては、現場に関わった関係者からも当時の状況を振り返る声が上がっている。

   ITアーキテクトでデジタル庁統括官の楠正憲氏は、河野氏の投稿を引用し「ワクチン接種記録システムは、つくって本当に良かった」と投稿。

   「1月中旬、河野ワクチン担当大臣の着任当日に秘書官から呼び出されて翌日に具申し4月にはリリース、7月にワクチン接種が1日あたり160万回を超えた」と当時の対応に触れた。

   河野氏は「これがなかったら、始まりだけでも2万ヶ所あった接種会場で予診票数えて、その数字をFAXで送ってもらって、集めた数字を電卓で足してを毎日やるハメになってた」とポツリ。

   当時大臣補佐官を務めていた小林史明衆院議員は、「ですね。当時の菅総理の英断、河野大臣のリーダーシップ、チームメンバーの最高の頑張りに、今思い出しても胸が熱くなります」と返信した。

   河野氏は、「VRS(ワクチン接種記録システム)は、なんといってもあの時に大臣補佐官を務めてくれた小林史明代議士の手柄」とした上で、「毎晩、各担当を集めて問題点を一つずつ潰しながら作業を進め、無理だと言われながらちゃんと間に合わせてくれました。問題を小林補佐官と一緒に解決し続けてくれたチームメンバーにも感謝」と改めてつづった。

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