高市首相の衆院解散の会見を受けて、一気に選挙モードに入ったが、2026年1月21日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)は異例とも言える短期決戦の選挙で、有権者は何を基準に選挙に臨めばいいのかを話題にとりあげた。
消費減税打ち出しで、長期金利がはねあがり、財政悪化の懸念
コメンテーターの高橋みなみさんは「年明けでぼーっとしていたところに解散報道が出て、準備する側も投票する側も急ピッチで動かなければいけなくなった」と戸惑いを隠さない。
有権者は何を基準に選べばいいのか。与野党の主要政党がこぞって打ち出した「消費税減税」は焦点になるのかどうか。毎日新聞専門編集委員の佐藤千矢子さんは、高市首相が会見で言った消費税減税について「検討を加速する」という文言について言及した。
「高市さんの周りはかなり市場の反応とかを気にして、抑えめに(文言を)入れたつもりなんだけど、自民党が初めて消費税減税を打ち出したことや、与野党の主要政党がそろって消費税減税を出したことで長期金利がはねあがり、財政悪化の懸念が出てきた。永田町的にはこの表現(検討を加速)は『積極的にはやりませんよ』ということだが、それでも公約に盛り込まれていて財源は大丈夫なのかという反応がでてきている」
物価高対策の大きな争点は顕在化しない選挙
弁護士の八代英輝さんも「物価高対策の大きな柱の一つとして(自民党が)消費税減税に踏み込むかどうかだったが、高市政権も食料品の消費税減税を打ち出すことで、ある意味争点つぶしのような形になってしまった。物価高対策の大きな争点は顕在化しない状態で選挙を迎えるのではないか」と話した。
MCの恵俊彰さんは「高市さんは『自分たちで未来を作る選挙』を大義にして政権の信を問うと言っている。ある意味『センター誰?』ということだと思うんです」と元AKB48のメンバーでもあった高橋さんに問いかけた。高橋さんは「ただ、何をもってどう選ぶか。高市さんの支持率が低くて国民に信を問うならわかるんですが、高い支持率で問われると『それは高市さんで』ってなるのも・・・。こっちからしたら難しいジャッジを任せられているような気がする」と話した。「AKB48選抜総選挙」よりも難しい選挙になりそうだ。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)