日本政府観光局と観光庁は、2025年の訪日外国人(インバウンド)は約4268万人で過去最多であることを発表した。2026年1月22日放送の情報番組「ひるおび」(TBS系)は中国が渡航自粛をしているなかでのインバウンド事情と課題をとりあげた。
中国からは前年同月比45%以上の減少
番組はまず訪日観光者数1位が中国から韓国にかわったことを報じた。韓国人観光客は昨年1年間で約946万人となり過去最多を更新した。昨年12月だけをみると、高市首相の台湾有事発言で訪日自粛が呼びかけられた影響もあり、中国が前年同月比で45%以上減少した。
MCの恵俊彰さんが、ゲストで教育アドバイザーの清水章弘さんに「清水さんも関西にお住まいになっていますが、中国からのお客さんがすごく減っているという話ですが」と聞く。清水さんは「すごく減りましたね。京都駅だとタクシー乗り場とかに中国の人が多くいて、飲食店にもたくさんいたのですが、今は中国語が聞こえません。一方で欧米や韓国からのお客さんが増えたなという感覚は個人的にもあります」と話した。
韓国だけでなく、台湾やアメリカ、イタリア、北欧地域の国々からも日本にやってくる観光客が増えているという。
韓国旅行者のお目当ては愛媛、鹿児島、鳥取などの地方都市
中国にかわって韓国からの旅行者の目当ては愛媛県や鹿児島県、鳥取県など地方都市で、温泉やゴルフ、サイクリングを楽しむ人たちが増えているという。コメンテーターの眞鍋かをりさんは「愛媛は私の地元なんですけど、やっぱり嬉しいですね。最近は松山の道後温泉だけでなく、瀬戸内に富裕層向けにおしゃれなオーベルジュや民泊がたくさんできて、それで増えているのかなと思う。昔から松山と釜山に定期便があって、愛媛のおじさんたちが釜山にゴルフをしに行くというのが多かった。でも今は若い人たちも観光で行き来しているのが嬉しい」と話した。
恵さんの地元、鹿児島県ではゴルフを楽しむ韓国からの観光客も増えている。冬は寒すぎてゴルフができない韓国と比べ、温暖な気候に加え利用料金が安いことも魅力の1つだという。
恵さんも「(鹿児島には)いいところいっぱいありますよ」と、故郷を宣伝。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)