中国人民軍の制服組トップの更迭で、台湾情勢に変化はあるのか――。2026年1月28日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)は専門家の解説を交えて取り上げ、水曜コメンテーターの杉村太蔵氏(タレント)は「実は、侵攻よりもっと気がかりなことがある」と指摘した。台湾侵攻のキーパーソン二人が「粛清」失脚したのは張又侠・中央軍事委員会副主席と劉振立・統合参謀部参謀長で、習近平国家主席に逆らって粛清されたとみられているが、二人は台湾侵攻のキーパーソンだったという。東京財団主席研究員の柯隆氏は番組の取材に、「中国軍と習近平政権が大混乱に陥っているんじゃないか。台湾侵攻を行うにしても、数年はかかるのでは」と語っている。当面、中国の台湾侵攻の可能性は低くなったというのだが、杉村氏も「習近平国家主席が台湾を侵攻しようとしていたとしたら、こうしたこと(軍幹部の粛清)を今やるかなと」とうなずく。2028年の選挙で「民主的な形で親中派の政権が」しかし、「もう一つ気を付けなきゃいけないなと思うのは」と、杉村氏は別の心配をしている。「2028年に台湾の選挙がありますね。総統選挙と議会選挙。これ、もし中国が台湾の、たとえば何らかの世論操作などで、いわゆる形式的には民主的な形で親中派の政権が誕生しました」となる可能性だ。そして、「台湾に人民軍の基地が創設され、または台湾海峡を封鎖まではいかなくても、なかなか自由な航行ができないような状況になったと。(そのとき)この民主的な形の親中政権に、われわれどう対抗したらいいのかというのは、ちょっと僕は心配してるんですけどね」と話した。中国専門家の間でも、習近平主席は軍事侵攻より台湾での親中化工作に力を入れてくるという分析が広がっている。(シニアエディター 関口一喜)
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