2026年2月1日放送のトーク番組「日曜日の初耳学」(TBS系)に、人気ロックバンドback numberの3人が出演、妻と子どもが大ファンだというMCの林修さんがインタビューした。多くの人気ドラマや映画の主題歌をてがけ、昨年の紅白歌合戦にも出場している。
林修「焼けた肌に白い歯がきらっと光るタイプは、大体、敵でした」
ボーカリストの清水依与吏さんの内面が投影されているという歌詞が世代を超えて支持されているが、林さんも「『ヒロイン』は名曲よと妻が言ってました」と話した。林さんが特に共感したのが「高嶺の花子さん(2013年)」の「会いたいんだ今すぐその角から飛び出してきてくれないか」という歌詞。「憧れの女性に片思いしている歌詞ですよね」と清水さんに聞く。
清水さんが「そもそも(自分が)自信家ではないので。『どうせ俺なんか君』みたいなところが、スタートになることが多いですね」と答える。
林さんは歌詞に出てくる「焼けた肌がよく似合う」を取り出して「焼けた肌に白い歯がきらっと光るタイプは、大体、敵でしたね」と自身の若いときの(非モテ時代の)苦い思い出を振り返った。清水さんもうなずいて「絶対違う道を歩んできたのに、そこすごく共通していてうれしいですね」と共感する。
「そっちじゃねえんだよな、という思いもある」
番組は全126曲のうち英語が挿入されている曲は1曲だけと紹介する。言葉の解釈によって意味がひっくり返るのが「すごくイヤ」と清水さんは言う。
「割と神経質に、行間があるなら埋める(感じで詞を書く)。クリスマスソングなんてそうじゃないですか。『好きだ』ということを何行使っているんだという話ですよ」
林さんが「森鴎外を思い出しました」と突然言い出した。清水さんは驚いて「でっかい名前が」。林さんは「鴎外も晩年の作品で最後にこの作品の言いたいことはこうだと言ってるんですよね。いろんな解釈をされないように」と話す。清水さんは「やりたいんすよ、実は」と言った。
さらに林さんが「夏目漱石も同じような文章に残している」と話すと「巨匠がいっぱい出てくる」と清水さん。「『自分たちの思いをこのまま受け止めてくれ』ということを強くお持ちだということですね」と念を押す。
清水さんは「思っているけど隠してます。かっこつけて『解釈はまかせます』と言うんだけど『こんな風に伝わるなよ』とか『そっちじゃねえんだよな』という思いもある」と歌づくりの苦労を明かした。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)