「妖怪だらけの国会を鬼退治、この大阪5区から鬼退治に向かわせていただきたい」れいわ新選組の山本太郎代表は2026年2月6日、大阪市淀川区で行った大石晃子共同代表の街頭演説に駆け付け、このように支持を呼び掛けた。大石共同代表は同区を含む衆院大阪5区で立候補している。れいわ幹事長「本当に申し訳ない限り」山本代表は1月21日、党のYouTubeチャンネルに投稿した動画で、参院議員を辞職すると発表。血液がんの一種である「多発性骨髄腫」の前段階だと明かし、無期限の活動休止に入るとした。同日の会見では、衆院選について「表には出ません」などと説明していた。こうした中、2月5日、山本代表が同日、街頭演説を行うと同党の公式Xで告知された。同党の高井崇志幹事長は自身のXで「山本太郎代表が応援に来てくれます。幹事長としては本当に申し訳ない限り。自分の不甲斐なさを恥じつつ、でも何としても国会に戻らないと」と投稿していた。テレビ討論に出まくったけど「現実は残酷なんですよ」2月6日、記者が現地を訪れると、山本代表の姿を見るため、黒山の人だかりができていた。記者は、先日、同じ場所で行われた大石氏の街頭演説に行ったが、その聴衆の数倍以上の人が集まったように思えた。周囲には、警察官が警備にあたっていた。れいわ新選組は、各社の情勢調査などで苦戦が報じられている。大石共同代表は山本代表の緊急登板の理由を次のように説明した。「山本太郎が議員辞職して、表の顔として、一つの党の代表として、テレビ討論出まくって、私なりに健闘したと思う。いろんな人の支持も得たと思う。だけど、現実は残酷なんですよ。だから山本太郎が残された力でベストを尽くす」そして、15分遅れで山本代表が登場すると、会場から大きな拍手が巻き起こり、開口一番、「自民党300議席に迫る。これ許せますか」と語りかけ、聴衆からは「絶対無理」などの声が上がった。山本代表はこの30年間で国民の所得が下がっていると指摘。「高市さんが総理大臣のままじゃ、日本は失われた40年になるしかないってことがはっきりしている」と力強く語った。大石晃子共同代表については、次のように評した。「ちゃんと話し合いをした上で結論を出すという、柔軟性と調整能力を持ち合わせた人間なんです。国会の質疑では『過激だ』とか『言葉が悪い』とか言われる。でも、本当の大石晃子は、一番嫌な役割を引き受ける。グループをしっかりと健全なものにして、国会の中でもしっかりと議論を喝破するという役割を引き受けてくれたんですよ。そんな気概がある国会議員、他にどこにいるんだ」維新候補に「議員になりたいだけやないか」そして、「死ぬ前に言いたいこと全部言うたんぞ」とユーモアを交えながら、大阪5区から維新公認で立候補している梅村聡氏について、大石共同代表から「民主党で惨敗したから、勝てるように維新に行った」と伝えられると、「大阪で人気がなくなった民主党。もうね、死に体みたいになってる状態だったから、維新の人気にあやかって議員になったって? 議員になりたいだけやないか」とかみついた。大阪府泉南市から演説を聞くために来たという、れいわ新選組を支持する50代女性は、山本代表の体を気遣いながら、「今しんどくて、本当はダメなんだと思うけど、ほっとけない。これが山本太郎さんなんです」と話していた。大阪5区では大石氏のほか、維新の前職、梅村聡氏、国民の新人、前田英倫氏、参政の新人、松山恵子氏、共産の新人、湊隆介氏、自民の元職、杉田水脈氏が出馬している。
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