授賞式に着ていく服がない、アルバイト代はたいて
もう一つのエピソードは、キャリア1年目で「魔女の宅急便」のトンボ役のオーディションを受け抜擢されたこと。この作品は日本アカデミー賞(1990年)の話題賞をとり、関係者は授賞式に出席することに。山口さんは「監督の宮崎駿さんは恥ずかしがり屋なのか、授賞式に出ない。代わりにキキ役の高山みなみさんと僕が出ることになった」と話した。
デビュー間もなかった山口さんはアルバイトもしていて、授賞式に着ていく服がない。「あわてて買いに行きましたよ。なけなしのバイト代はたいて買いました」。
設楽さんが「トンボの格好で行けばよかったのに」と言うと、山口さんは笑いながら受けていた。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)