「中道は分裂状態、国民も維新も頭打ち、参政も弱点がある」 元自民党事務局長・久米晃氏が占う野党の将来

   2026年2月総選挙で大勝した高市自民党の一方で、中道改革連合の壊滅的な大敗が世間を驚かせた。その敗因はどこにあったのか、先は見えるのか。自民党事務局長として長らく政界を見て来た選挙・政治アドバイザーの久米晃氏に聞いた。(聞き手 ジャーナリスト菅沼栄一郎)

  • 久米晃氏(金本裕司撮影)
    久米晃氏(金本裕司撮影)
  • 高市早苗首相(2026年1月撮影)
    高市早苗首相(2026年1月撮影)
  • 参政党・神谷宗幣代表(2025年6月撮影)
    参政党・神谷宗幣代表(2025年6月撮影)
  • 久米晃氏(金本裕司撮影)
  • 高市早苗首相(2026年1月撮影)
  • 参政党・神谷宗幣代表(2025年6月撮影)

野党は盟主が居なくなって完全にばらけちゃった

―― 「多弱」となった野党はこの先、どうなるでしょう。

「『中道』はたぶん、実質的に分裂状態になるのではないでしょうか。『一強多弱』になって、野党は盟主がいなくなっちゃって、完全にばらけちゃいます。
野党の中でも、世代交代が起きてくる。新しいリーダーを求める。旧立憲民主党の執行部は総退陣になるでしょうが、塊(かたまり)は絶対必要なわけだから、岡田克也さんや枝野幸男さんとか過去の人でなく新たなリーダーが出てくる。
参政党も思ったより伸びなかった。国民も、維新も頭打ち、それぞれの中で世代交代が起きてくるのではないか。参政は事実上、神谷さん(宗幣代表)1人でやってる。もともと5人のチームだけど、4人が離れて行った。神谷代表のどこかに、人が集まらない弱点があるんじゃないでしょうか。190人も候補者出して、落選した人はどうなるんでしょう?
公明党は一番厳しい立場になってしまったのではないか。2027年の統一地方選挙や2028年の参議院選挙で、自民党との選挙協力を見据えて、「公明党」を残したのでしょうが、公明党の実力を知られてしまい、今は組む相手もいなくなって、裸で選挙をやらざるをえなくなった。300万か400万しか、比例票も出てこないんじゃないでしょうか」
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