2026年2月8日に開催予定だったマラソン大会「さいたまマラソン2026」が、雪による悪天候で中止になった。同日に公式サイトで発表があり、Xでは、コース上に設置されるエイドステーション(給水所・給食所)で提供されるはずだった「給食」の行方も注目されている。主催のさいたま市に取材した。
「十万石まんじゅうどこに行くんだ?」
気象庁が公表した情報によると、8日にさいたまでは最大6センチの積雪を観測した。さいたまマラソンの公式サイトでは、中止発表とともに、同日午前4時ごろに撮影されたコースの現場写真が公開された。足跡が残るほど雪が積もっている様子で、
「開催に向け準備を進めておりましたが、会場周辺及びコース各所の降雪状況を確認した結果、中止と判断させていただきました」
と説明している。一方でランナーをはじめ、ボランティア、埼玉県警といった協力団体、協賛企業に「このような結果となり、ご迷惑をおかけいたしますことに心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます」と謝罪した。
さいたまマラソンでは例年、コース上に給水所だけでなく、充実した内容の「給食」提供所があることでも知られている。コース上の各ポイントに今回は塩飴のほか、ご当地の菓子、パン、フルーツ、うなぎの蒲焼きなどのラインナップが予告されていた。
中止を受けてXでは、用意された給食はどうなるのかと話題になった。
中でも、比較的日持ちしないことや人気の高さが相まってか、十万石ふくさや(埼玉県行田市)の銘菓「十万石まんじゅう」が関心を集め、「十万石まんじゅうどこに行くんだ?」「私も一番に気になった」「そんなに日持ちしないし大量廃棄とかになったら泣いちゃうんだけど」といった声が相次いだ。つくね芋を使った皮にこしあんが入った菓子で、公式通販サイトでは賞味期限4~5日と案内されている。
給食廃棄なし、大半はフードバンクに寄付
給食の行方について、さいたま市のスポーツイベント課担当者は10日にJ-CASTニュースの取材に応じ、既に納品された商品はあったが廃棄はないと答えた。
開催中止が決まり、大半は「フードバンク」に寄付したと明かしている。
足の早い商品に関しては「当日開催準備にあたっていた大会スタッフに一部提供させていただいた」と説明。ほかには発注していたものの調整でき、未納品で済んだケースもあるという。
なお、給食として用意した個数は商品によって異なるとのこと。十万石まんじゅうは4000個、パン(伊藤製パン)は各種あわせて4000個ほど、真田栗むしまんじゅう(大阪屋菓子店)は1000個といった具合だ。
さいたまマラソンが中止になったのは初めてだという。フードロスを防いだ取り組みをめぐり、担当者は「事前に(雪の)予報があって中止もありえるということで、廃棄とかがないようにつとめていました」と振り返った。
フードバンクへの寄付は事前に調整していたといい、「基本的にはロスがなく、必要なところにお分けさせていただくというか、お引き取りいただくことで実施できたかなと考えております」と述べている。