「オレ理解できない」長嶋一茂を困らせたカーリングの常識 日本代表が「選抜チーム」にならない事情

野球と違い自前の道具は使わない

   スタジオにストーンとブラシが置かれていた。司会の羽鳥アナが手に取ってみると、「あれ、ブラシっていうかね、黒板消しです」と驚く。デッキブラシのように毛が植えられているのではなく、布製のパッドだ。

   さらに、ストーンを持ち上げようとして、「やめた方がいい。本当に、オーバーじゃなくて」と腰に手を当てよろける。ストーンの重さは20キロ、持ち上がらない。無理したら間違いなく腰をやられそうだ。

   このストーンを試合では8個使う。と、老後のためにカーリングをやりたいという長嶋一茂さん(スポーツプロデューサー)は、「じゃあ、(試合では)全部で100キロぐらいをみんな持ち歩くんだね」と感心したが、これも見当違いだった。山口さんは「いや、会場のを使います。マイストーンは持ってないんですよ、僕たち」。一茂さんは「自分の道具が使えないというのは、オレ理解できない」と目を丸くしている。まあ、野球バットもグラブもすべて自前だものなあ。

(シニアエディター 関口一喜)

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