メキシコリーグのモンテレイ・サルタンズが2026年2月11日、前巨人のオコエ瑠偉の入団を発表した。
話し合いを重ねた結果、自由契約に
オコエは26年シーズンの巨人の戦力構想に入っていたが、25年11月28日に球団から自由契約が発表された。
球団は公式サイトで「読売巨人軍は、当球団所属のオコエ瑠偉選手(28)と来季以降の活躍の場について話し合いを重ねた結果、オコエ選手も当球団もともに、オコエ選手が海外の野球リーグなど他球団でプレーできるチャンスを設けたほうが本人にとって良いとの結論に達し、双方合意の上で11月末に提出する保留者選手名簿に掲載しないこととし、オコエ選手を自由契約選手にいたします」と説明していた。
異国の地で再出発が決まったが、成功への道は険しい。過去にメキシコリーグでプレーした球界OBは
「日本がいかに恵まれた環境だったか実感するでしょう。遠征では狭いバスに乗って移動することが珍しくないですし、舗装されていない道路を長時間走るので腰痛との戦いでした。治安の悪い場所では無防備に出歩くと命の危険があることから、散歩すら球団から禁止されています。グラウンドも整備されていない球場が少なくないのでゴロがイレギュラーに弾みます。『打高投低』のリーグで、打てなければすぐに自由契約になるシビアな部分もある。シビアな世界ですよ」
と語る。
オコエは楽天にドラフト1位で入団し、22年オフに現役ドラフトで巨人に移籍したが、シーズン100試合に到達したシーズンは一度もなく、NPBでは大輪の花を咲かせることはできなかった。
昨年は海外のオンラインカジノを利用していたとして単純賭博容疑で東京地検に書類送検されたことも。メキシコは生半可な覚悟では成功をつかめない。心身共に自分を見つめ直し、野球人生を変えられるか。
(中町顕吾)