米国生まれの中国代表・谷愛凌、いまや米国最大のライバルに...この事態を「米国は予想していなかった」中国メディア痛烈

    中国メディア「新浪体育」(ウェブ版)は2026年2月13日、女子フリースタイルスキーの中国代表・谷愛凌(アイリーン・グー、22)の特集記事を組み、「谷が米国の最大のライバルになるとは米国は予想していなかった」などと報じた。

  • 谷愛凌選手(本人インスタグラムより)
    谷愛凌選手(本人インスタグラムより)
  • 谷愛凌選手(本人インスタグラムより)

「谷愛凌が15歳のとき中国国籍を取得」

    谷は米国人の父と中国系米国人の母の間に生まれ、米カリフォルニア州で育った。「新浪体育」によると、15歳の時に中国の国籍を取得し、中国代表として国際大会に出場したという。

    五輪初出場となった22年北京五輪では、金メダル2個、銀メダル1個を獲得した。中国メディアによると、中国国内で爆発的な人気を得て、大会後はモデルとしても活躍しているという。

    五輪2度目の出場となった今大会では、スロープスタイルで銀メダルを獲得し、中国代表エースとして存在を示した。

    中国メディアは連日のように谷の動向を報じている。

    「新浪体育」は「中国国籍を取得してからわずか6年で、谷愛凌が米国の最大のライバルになるとは、米国は予想していなかった」とのタイトルで記事化した。

    記事では「谷愛凌が15歳のとき、中国国籍を取得し、中国代表として競技に参加してから、米国のスキー界の大半は、これは単なる個人的な選択だと考え、あまり真剣に受け止めず、自国の若い選手たちに集中し続けた。当時は、ジュニア選手の離脱がフリースタイルスキーの伝統的な優位性を揺るがすことはないと広く考えられていた」とし、こう続けた。

中国で絶大なる人気を誇る谷愛凌の年収は35億円

    「谷愛凌は2019年に国籍を変更して以来、国際大会での安定した成績で、その選択を証明してきた。主要3種目で総合的な強さを維持し、対戦相手にとって手強い存在となっている。米国チームは、当初、彼女に国籍変更を認めた決定が甘すぎたと認めている。6年間で、彼女は米国でトレーニングを受けたジュニア選手から本格的な競技選手へと転身し、フリースタイルスキー界の様相を大きく変えた」

    中国で絶大な人気を誇る谷愛凌。米経済誌「フォーブス」によると、大会賞金やスポンサーの広告収入などで、稼ぎ出す年収は2300万ドル(約35億円)に及ぶという。今大会は、アスリートとしてさらなる飛躍が期待される。

    「新浪体育」は、「ミラノ五輪は開催中で、谷愛凌はエアとハーフパイプのビッグイベントが残っている」とし、次のように解説した。

    「米国チームはこれらの競技でも、彼女の挑戦に直面することになるため、戦術的な準備はより複雑になる。フリースタイルスキーは、長らく欧米の選手が優勢だったが、谷愛凌の存在によって競争は激化している。若いアメリカの選手たちは、競技を始める前から彼女のパフォーマンスにどう対処するかを考えざるを得ない。谷愛凌が避けられない強力なライバルとなったため、米国チームは戦略を見直す必要がある」

    中国期待の谷愛凌は今後、どのようなパフォーマンスを見せるのか。世界が注目している。

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