東京・六本木の駐車場に「日本庭園」 一等地で駐車台数減、それでも収益性下がらぬ理由

頻繁なメンテ必要で「将来的に人手不足リスクが高まる」

   「EcoloPark⁺六本木第20」の駐車可能台数は14台。担当者によれば、リニューアル前の駐車場は18台だった。つまり4台減少している。六本木という一等地で、あえて駐車台数を減らして景観重視の空間を設けた理由について、次のように述べた。

「台数は減少していますが、利便性向上による稼働率の安定化、駐車単価の維持、事故・接触リスク低減、現金回収や保守機器削減によるコスト圧縮といった要素を含めると、必ずしも収益性が単純に低下するわけではありません」

   従来の駐車場は、精算機やロック板、頻繁なメンテナンスに依存している。そのため、労働人口が減少する日本で、こうした駐車場は「将来的に人手不足リスクが高まる」と担当者は指摘する。

   「EcoloPark⁺六本木第20」をオープンした当初は、精算機レスという仕組みに対する問い合わせが一定数あったが、案内表示の改善や利用者の慣れも進み、問い合わせ件数もかなり減少したという。

   また、景観スペースに対しても、「駐車場らしくない」「落ち着く」「こんな空間があるとは驚いた」などのコメントがあるといい、「よく写真撮影をしている方をみかけます」と明かした。

   担当者は、「EcoloPark⁺」は「駐車場という都市インフラを再定義するモデルと位置づけています」とし、今後は宅配便の配送拠点や自動運転タクシーの待機所など、さまざまな用途に使える場所へ進化させていく考えを示した。

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