高市早苗首相が2026年3月2日、「SANAETOKEN」なる仮想通貨をめぐり、Xで注意喚起を行った。「我々が何らかの承認を与えさせて頂いたこともございません」高市氏は「SANAETOKENという仮想通貨が発行され、一定の取引が行われていると伺いました」と切り出した。「名前のせいか、色々な誤解があるようですが、このトークンについては、私は全く存じ上げませんし、私の事務所側も、当該トークンがどのようなものなのかについて知らされておりません。本件について我々が何らかの承認を与えさせて頂いたこともございません」とした。「国民の皆様が、誤認されることのないよう、申し上げることと致しました」としている。「いわゆるファンクラブトークンとしての性質を有するもの」「SANAETOKEN」は、2月25日にリリースされた仮想通貨だ。公式サイトでは「SANAETOKENは、ただのミームじゃない。日本の未来を共創するコミュニティトークン」とし、「民主主義のアップデートを目指すプロジェクト」だとうたっている。トップページには高市氏の似顔絵が使われている。一方で、免責事項のページでは、「本トークンは高市早苗氏(以下、『高市氏』といいます。)の応援者を中心としたDAOコミュニティが娯楽目的で作成予定の暗号資産であり、いわゆるファンクラブトークンとしての性質を有するものです。したがって、いかなる政治的意図も持ち合わせていません」としている。さらに、「現時点において、本トークンは、高市氏と提携または承認されているものではないことにご留意願います」とも説明していた。溝口氏「おれたちの至らないところがわかってきました」「SANAETOKEN」を発行しているのは、実業家の溝口勇児氏が手がけるプロジェクト「NoBorderDAO」だ。NoBorderの公式Xアカウントは25日に、発行を告知していた。「新しいテクノロジーで民主主義をアップデートする『JapanisBack』プロジェクトを推進するためのインセンティブトークン『SANAETOKEN』が本日発行されました」高市氏公認の後援会を名乗るアカウントも「いま、民間から力強いプロジェクトが立ち上がっています」などとして、同投稿を拡散していた。溝口氏は自身のインスタグラムでも、「NoBorderコミュニティ発の挑戦として、SANAETOKENを発行しました」と報告。同投稿では、京都大学大学院工学研究科教授の藤井聡氏が中心となって進めている取り組みの一環だと説明し、「NoBorderコミュニティの声をもとに、高市さんとも親交の深い京大の藤井教授が牽引くださっているJapanisBackプロジェクトの一環として、高市早苗総理の名前を冠した『SANAETOKEN』が発行されました」などと説明していた。高市氏の声明を受け、溝口氏は3日に「ちょっと待ってて。関係者と話してるから」とXに投稿。「あと、おれはどうすればいいか、詳しい人たち参考までに教えて」と呼びかけた。続く投稿で、「みんな意見ありがとう。おれたちの至らないところがわかってきました。もう少し整理した後にご報告します」としている。
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