日本漫画家協会は2026年3月2日、小学館の漫画配信アプリ「マンガワン」問題で、2月28日の声明文で「事実関係はいまだ十分に明らかになっていない」などと表現していたことについて、説明を補足した上で謝罪した。小学館声明の直後に日本漫画家協会も声明マンガワンを巡っては、小学館が2月28日の発表で、漫画「堕天作戦」の作者である山本章一氏の性加害で連載を中止したにもかかわらず、その後、山本氏を「一路一」という別名義に変更し、漫画「常人仮面」の原作者として起用したと説明している。日本漫画家協会は2月28日、「報道に対する声明」と題した文をXで発表。次のようにコメントしていた。「報道により、漫画家による性加害およびその対応を巡り、出版社の関与が指摘されています。この事案について、事実関係はいまだ十分に明らかになっていないと受け止めておりますが、業界の信頼に関わる重要な問題であると認識しています」続けて「本件は漫画界全体に関わる課題です」と指摘し、「被害者の尊厳と安全に十分配慮のうえ、透明性のある調査を行い、その結果や再発防止に向けた取り組みを公表するとともに、今後の連載や契約に不安を抱える漫画家にも適切な配慮がなされることを望みます」としていた。「不明瞭な表現となりましたことをお詫び申し上げます」SNS上では、「事実関係はいまだ十分に明らかになっていない」という表現に対し、一部から批判の声が上がっていた。協会は3月2日に改めてXを更新し、「声明文についての補足とお詫び」と題した文章を投稿。「『事実関係はいまだ十分に明らかになっていない』は出版社内における関与の実態についてになり、この度の漫画家による性加害について疑うものではございません」と説明した上で、「改めまして言葉を補足させていただきますとともに、不明瞭な表現となりましたことをお詫び申し上げます」と謝罪した。小学館は3月2日にも、マンガワンに関する新たな問題が発覚したと発表している。集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載していた「アクタージュact-age」原作者・マツキタツヤ氏が、20年に強制わいせつ容疑で逮捕され有罪判決を受けていた事実を知りながら、八ツ波樹という別名義に変更し、漫画「星霜の心理士」の原作者に起用していた。
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