「福島県が主催する追悼式」では岸田文雄元首相も同様の表現
厳しい声も見られる「諸般の事情が許せば」との表現だが、実際には首相や閣僚の予定の発表する際、通例的な使い回しでもある。
たとえば、石破茂氏が首相を務めていた25年6月20日時点の首相官邸ウェブサイトでは、当時の林芳正官房長官による記者会見の議事録で、「石破総理は、諸般の事情が許せば、来週6月23日月曜日、沖縄県を訪問し、『戦後80年沖縄全戦没者追悼式』に出席する予定」と説明していた。
また、22年6月1日、当時の首相・岸田文雄氏の動向についても、「岸田総理大臣は、諸般の事情が許せば、6月10日からシンガポールで開催されるシャングリラ・ダイアローグに出席する予定です」と発表されている。
今回問題となっている福島県主催の追悼式をめぐっても、同様の表現が確認できる。24年3月1日には、岸田氏による談話の発表とともに、「岸田総理は諸般の事情が許せば、3月11日に福島県が主催する追悼式に出席する予定」としていた。