エプスタイン文書の公開をめぐり、公聴会で「このろくでなしの負け犬」と叫んだアメリカのボンディ司法長官。2026年3月9日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)は、司法長官の資質まで問われるエプスタイン文書公開の波紋をとりあげた。
少女がトランプ大統領から性的暴行を受けた内容が含まれていた
3月6日には米司法省がエプスタイン文書資料を追加で公開したが、その中に、2019年のFBIによる聴取記録で1980年代に13~15歳だった女性がトランプ大統領から性的暴行を受けたとする内容が含まれていた。一方で米連邦議会下院は資料公開にどう関与したか議会で証言するように司法長官に召喚状を送る動議を可決している。
番組は民主党だけでなく共和党内からもボンディ長官の対応に不満が広がり始めていると報じた。ボンディ氏に関しては先月11日の下院司法委員会公聴会で文書開示をめぐり与野党の議員を相手と激しく応酬、その時、「このろくでなしの負け犬」と個人攻撃する場面が見られた。
背景に「トランプ政権がどれだけの圧力をかけているか」
上智大学教授の前嶋和弘さんは「本来あるべき司法省の独立性が失われている。新事実や偽証があれば政権と議会の対立が激化し、長官の解任や弾劾に発展する可能性がある」と話した。
コメンテーターの増田ユリヤさんは「『このろくでなしの負け犬』と発言すること自体が司法長官としての資質がいかがなものかと思ってしまう。トランプ政権というものが、いかにこうしたところにどれだけ圧力をかけているか。もし本人がそう思っていなくても、そういう発言をせざるをない状況に追い込まれているという見方もできる。7月に建国250年を迎えるが建国以来の三権分立、民主主義をいかに守っていくか、どう考えていくのかを見ていきたい」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)