閣僚のWBC観戦は問題なのか 中道・小川氏「ちょっと危機管理上......」の納得度

   中道改革連合の小川淳也代表が2026年3月9日に開かれた衆院予算委員会で、一部の閣僚らがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を現地観戦していたことに疑問を呈した。

  • 中道改革連合の小川淳也代表
    中道改革連合の小川淳也代表
  • 閣僚が休日にWBC観戦することの是非が問われている
    閣僚が休日にWBC観戦することの是非が問われている
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  • 閣僚が休日にWBC観戦することの是非が問われている

「当然、試合観戦も控えられたんでしょうね?」

   WBCをめぐっては、7日開催の日本対韓国戦で、高市早苗首相が始球式に参加する予定と報じられていた。しかし、理由は明らかではないものの、高市氏による始球式は行われなかった。

   小川氏は質問の終盤、「最後に少し世間的な話題で......」と切り出した。「今、WBCがずいぶん話題になってますから、日本人選手の活躍にエールを送りたい」とし、「ネットフリックスしか観られないことは『ちょっとそういう時代なのかな』と思いつつ、やや複雑な思いも持っています」と語った。

   その上で、「総理は始球式への登板は見送られました。時代、状況を見て、そういう判断をされたんだと思います。当然この3月6日から8日までの試合観戦も控えられたんでしょうね? おそらく、そういうことですよね」と質問。高市氏の反応を見たのか、納得した様子でうなづいた。

「片山さん? 1人ですか? 本当に1人ですか?」

   続けて、「せっかく13人も閣僚来られてるので」とした小川氏。「総理の姿勢は申し上げたとおりです。始球式は控えました。試合観戦も控えてる」とし、「この中で『私は3月6日から8日にかけて、現地に試合観戦に行った』という閣僚がいたら、ちょっと手挙げて、その趣旨、答弁してください」と問いかけた。

   片山さつき財務相が手を挙げると、小川氏は「片山さん? 1人ですか? 本当に1人ですか?」と厳しく追及した。その後、木原稔官房長官と城内実経済財政政策担当相が手を挙げた。

   小川氏が「ちょっと危機管理上......」と質問を続けようとしたタイミングで、発言時間が終了。坂本哲志氏予算委員長が「申し合わせ時間です」とすると、「答弁は一般質疑で、後続打者に委ねたいと思いますが、そういうことですから総理もご存じだったか、ご存じなかったか。2人の閣僚には改めて答弁を求めたいと思います」とした。

松井一郎氏「小川さんの質問主旨は何? 嫌がらせ?」

   小川氏の質問をめぐり、SNSでは賛否の声が上がっている。

   「なおもイランに邦人が残り、拘束されている人もいる状況での大臣の価値観や優先順位を問う意味で、無意味な質疑とは思わない」などとする意見もある。

   一方で、「これ予算委員会で問うことですか? WBC見に行った行かないで何になる?」「何で19時から始まる試合を見に行ってはいけないのか? 場所は東京ドーム、自宅でネットフリックス見てるのと同じ。しかも土日の審議は中革連が拒否」など、厳しい反応も少なくない。

   立憲民主党所属の蓮舫参院議員は自身のXで、「地上波での放映もなく、WBCのチケットは入手困難と聞きます。その中で。財務大臣、官房長官が観戦していたことが小川代表の質問で明らかに」と説明。

   「今、国会では122兆円の予算案を審議しています。税金を原資とした、暮らしに直結する議論です。熟議より年度内成立を優先する。その姿勢で本当にいいのでしょうか」と疑問をつづっている。

   自民党の石川昭政衆院議員は、Xに

「私もすぐ後ろで聞いていたが、WBC応援と危機管理がどう関係するのか聞いてみたかった。東京ドームは23区内だし、官邸まで15分か20分で戻れる」

と書き込み、質問の趣旨を疑問視した。

   日本維新の会の松井一郎元代表は、「小川さんの質問主旨は何? 嫌がらせ? プライベートな観戦で何かあればすぐ対応出来る体制であれば問題ないでしょ」と小川氏の姿勢を疑問視した。

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