韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が2026年3月9日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の特集記事を組み、韓国対オーストラリア戦で9回に失策を記録したジャリッド・デール内野手(25)に「ありがとう」と感謝した。
1次ラウンド突破の条件は「5点差以上かつ2失点以下の勝利」
1次ラウンド・プールCは9日に東京ドームで行われ、韓国がオーストラリアを7-2で下し、準々決勝にコマを進めた。
試合は、韓国が2回にムン・ボギョン内野手(25)の2ランで先制した。3回には3つの2塁打で2点を追加し、オーストラリアを引き離した。
流れをつかんだ韓国は、5回、6回にそれぞれ1点を獲得。8回までに2点を失うも、9回にアン・ヒョンミン外野手(22)の犠牲フライで1点を入れ、7-2で勝利した。
プールCは韓国、オーストラリア、台湾が2勝2敗で並んだが、オーストラリア戦で「5点差以上かつ2失点以下の勝利」という条件をクリアした韓国が、失点率で勝ち上がった。
4大会ぶりに1次ラウンドを突破した韓国。地元メディアは奇跡的な勝利に沸いた。
「OSEN」は、9回の得点につながったプレーに注目し、「『ありがとうデール』9回に致命的な悪送球、韓国の奇跡のベスト8進出を後押し」とのタイトルで記事化した。
1次ラウンド突破に向け、あと1点が必要だった9回の攻撃。先頭キム・ドヨン内野手(22)が四球を選び出塁した。続くジャーメイ・ジョーンズ外野手(28)はライトフライに倒れた。
「平凡な内野ゴロが、1死1、3塁のチャンスに」
1死1塁の場面で主将のイ・ジョンフ外野手(27)は、2球目のストレートを叩いた。打球は投手のグラブを弾いてショートの前に転がった。これをショートのデールが捕球して2塁へ送球。これが悪送球となり、走者が3塁に進塁した。
1死1、3塁のチャンスにヒョンミンが、犠牲フライとなるセンターフライを放ち、貴重な1点を獲得。結果、韓国が「5点差以上かつ2失点以下の勝利」の条件をクリアし、プールCを2位で通過した。
「OSEN」は、「イ・ジョンフが投手の横に抜ける打球を放った。打球は投手のグローブに当たり屈折した。遊撃手ジャリッド・デールが慌てて方向を変え、打球を捕球して2塁へ送球。この時、悪送球となった。グローブから一気にボールを取り出せず、慌てて送球ミスが出た。平凡な内野ゴロで終わると思われた状況が、1死1、3塁のチャンスに変わった。アン・ヒョンミンの犠牲フライで再び5点差となり、8強チケット獲得の条件を満たした」と報じた。
デールは25年にオリックスと育成契約を結び、ウエスタン・リーグでプレーした。オフに自由契約となり、26年は韓国プロ野球(KBO)リーグの起亜タイガースでプレーする。