市川市動植物園は、SNSを中心に人気者となったニホンザルの「パンチ」をめぐり、その姿を模した商品について「ライセンスその他に関する契約を締結していません」と明言した。「ライセンスその他に関する契約を締結していません」パンチは、母ザルが育児をしなかったことから飼育員による人工保育で育てられた。母の代わりにオランウータンのぬいぐるみを抱きしめ、群れに馴染もうと奮闘する姿が注目を集め、国内外で大きな話題になった。インターネット上には、パンチの姿を模したような商品も見られる。例えば米クロックスのサイトには、サンダルのクロックスに取り付けるチャームの商品ページがある。「Punch(Panchi)theMonkey」と、パンチを連想させる商品名だ。現在は販売されておらず、「ComingSoon」(まもなく)となっている。SNSではこれに対し、売上金が市川市動植物園に還元されるのかといった疑問の声が上がるなど、波紋が広がっていた。また、別のネット通販サイトでは、パンチとみられるイラストが描かれたTシャツも扱われている。市川市動植物園は12日、「市川市動植物園は現時点で、ニホンザル『パンチ』の姿を模した商品について、ライセンスその他に関する契約を締結していません」と伝えた。園は11日、多くの問い合わせを受けているという寄付の受け入れ体制を調整していることを伝える投稿のなかで、「動物たちの健康」「来園者の安全と満足」「スタッフの労働環境」を最優先に取り組んでいるとしていた。12日の投稿でも、「動植物園として最優先に取り組むべき事は、昨日投稿したとおりです」と改めて伝えている。
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