停戦合意前のホルムズ海峡に自衛隊は出て行くのか。注目される日米首脳会談

   はたして自衛隊のホルムズ海峡派遣はあるのか。米・イスラエル軍によるイラン攻撃でホルムズ海峡が封鎖され世界のエネルギー供給に影響が出ている。2026年3月13日放送の情報番組「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)は日米首脳会談で日本が自衛隊派遣を求められた場合のことについてとりあげた。

  • 高市早苗首相(2026年1月撮影)
    高市早苗首相(2026年1月撮影)
  • 護衛艦「こんごう」(出典:海上自衛隊ホームページ)
    護衛艦「こんごう」(出典:海上自衛隊ホームページ)
  • 高市早苗首相(2026年1月撮影)
  • 護衛艦「こんごう」(出典:海上自衛隊ホームページ)

「派遣を求められる可能性はある」と元自衛隊指揮官

   高市首相は国会で機雷除去での(自衛隊の)事前展開は想定していないと答弁したが、MCの大下容子さんは「日米首脳会談で自衛隊の派遣を求められる可能性をどう考えるか」と問うと、元海上自衛隊海将補で国際掃海訓練派遣部隊の指揮官などを歴任した河上康博さんは「求められる可能性はあります」と答えた。

   理由として「高い日本の対機雷戦能力とあまり高くないアメリカの対機雷戦能力をかけあわせると求められる可能性が高い。アメリカ中央軍のクーパー司令官は日本に勤務した経験もあり、日本の掃海能力の高さを十分知っている」と説明した。

「行きません。お金だけ出します」は可能か

   大下さんは「停戦合意前の派遣となるとイランからの攻撃も否定できないのでは」と河上さんに聞くと、河上さんは「日本だけ、アメリカだけということではなく有志連合という形で参加する場合はそのような状況になるのではないか。防空権、制空権を獲得したうえで実行せざるをえない状況になるだろう」と見通しを述べた。

   2019年にはアメリカが求めた有志連合ではなく、日本は「調査・研究」という名目で自衛隊を中東海域に独自派遣したいきさつがある。このことにも河上さんは触れ「日本が今、経済力をどれくらい持っているか。海上自衛隊の能力をどれくらい持っているか。世界から大いに期待されているなかで、一概に『行きません、お金だけ出します』というのはなかなか厳しい」と話し、日米首脳会談で高市首相がトランプ大統領の要求をどのように受け止めるか注目している。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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