作家の乙武洋匡さんが2026年3月16日、「学習障害」をめぐる思いをXにつづり、ネットの注目を集めている。
「できないと『サボっている』『努力が足りない』と言われてしまう」
乙武さんは、「両手両足のない私に、『鉄棒で逆上がりをやれ』という教師はいないですよね。そして鉄棒ができなくても、『サボっている』『努力が足りない』とは言われません」と切り出し、学習障害を持つ子どもたちをめぐる問題に触れた。
「でも、読み書きが苦手な子どもたちは、いまだに授業や宿題、試験において『読むこと』『書くこと』を求められているし、それができないと『サボっている』『努力が足りない』と言われてしまうんです」
学習障害は「LD(learning disability)」とも呼ばれる発達障害の一種だ。知的水準や身体の機能に大きな障害はない一方、読み書きや計算など特定分野の学習が極端に苦手となる特徴を持つ。根本的な治療方法はないため、それぞれに合った学習方法を探し、症状とうまく付き合っていくことが求められる。
乙武さんは「両者の違いは、目に見える違いが否か」とし、「私に両手両足がないことは誰の目にもあきらかですが、たとえば学習障害(LD)など脳の特定の機能が正常に働いているかどうかは、外から見ただけでは分かりません。だから、『努力が足りてない』と映ってしまう」と指摘した。