イラン情勢などを話し合ったに日米首脳会談の点数は「70点」。2026年3月21日放送の「ワイド!スクランブルサタデー」(テレビ朝日系)に出演した米国の政治・外交に詳しい同志社大学大学院教授の三牧聖子さんが高市首相の日米首脳会談を評価した。70点の理由は2つあるという。大統領から「日中関係は大丈夫?と聞かれ」不安を残す1つは中国問題。「イラン攻撃が起こる前の日本の大きな狙いはやはり中国問題だった。米中首脳会談に先立って日米首脳会談を行い、今年中間選挙を控えているトランプ大統領は中国と経済を安定させたい、(中国に)いっぱい農産品を買ってほしいとかなり宥和的な姿勢を見せていたので、日本の立場をしっかり伝えて中国に対して日米の結束を明らかにしたい狙いがあった。イラン攻撃を起こしたことで随分会談内容が変わってしまい、当初の目的が実現されたかというと、ファクトシートで台湾海峡の現状変更に反対するとは盛り込まれたが、この会談でトランプ大統領からむしろ高市首相に『日中の関係はどうなっている?大丈夫なのか』と言われるなど不安を残すことになった」と話した。無理筋な要請は断われたが、実質的な成果は?2つ目がイラン情勢をめぐる日本への要請だ。三牧さんは「今回はかなり防衛的な会談となった。ホルムズ海峡が危険な状況なのにトランプ大統領の艦船を送れという要請をトランプ大統領の機嫌を損ねずにどう断わるかについては、高市首相はしっかり成し遂げたと思う」と評価した。そして首脳会談冒頭で高市首相が「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」と発言し、イランに対して平和、停戦を言外に求めたことに関して、三牧さんは「その発言はよかったが、翌日になってもトランプ大統領は戦争をやめる気はないようだ。無理筋な要請は断わることができた、だが実質的な成果はどこまでだったのかというと対中政策、イラン問題、停戦、そこに関しては不確かなところもあるので70点をつけた」と話した。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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