ポケモンカードゲーム商品などの人気過熱が続く中で、東京都渋谷区内のカードショップが商品を巡って不正行為があったとX上で報告するケースが相次いでいる。元従業員が100万円分以上の商品を持ち出したり、レアカードだけ抜き取って持ち込んだりする被害が出ているという。店からの通報を受けて、警察も出動する事態になっている。元従業員が100万円分以上の商品を不正持ち出し?元従業員による商品持ち出しを報告したのは、カードゲームショップ「ShogunCityStars渋谷店」だ。同店は2026年3月24日、「重要なお知らせ・注意喚起」として、「この度、弊社において元スタッフによる商品の不正持ち出しが疑われる事案が発生いたしました」と報告した。それによると、調査した結果、不正に持ち出された商品の被害総額は100万円超と分かった。防犯カメラの映像から不正行為を裏付ける証拠を確認したといい、警察が刑事事件としての立件に向けて動いているという。また、持ち出された商品が転売されている可能性があり、他のカードショップなどに対し、出所不明の商品や不自然な持ち込みに注意するよう呼びかけている。シリアルナンバーや個体の識別ができるレアカードが流通する恐れがあるとしている。防犯カメラに映った元従業員だとする男の画像も、ぼかしを入れたうえで投稿している。一方、別のカードゲームショップ「トレカアビス渋谷店」も同じ日、「本日、サーチ品の持ち込みが確認されました」とX上で報告した。サーチ品とは、何らかの手段で開封せずにレアカードの入ったパックを探し当てるサーチ行為を行い、レアカードの入ったパックのみを抜き取って、残りのパックを販売するサーチ済みのパック・ボックスを指すとみられている。レアカードだけ抜き取って持ち込まれたとする店もサーチ品持ち込みについて、トレカアビス渋谷店は投稿で、「不正行為と判断し、対象商品はすべて没収の上、警察へ通報し、本人は連行されました」と報告した。投稿した画像では、商品を持ち込んだとみられる男が警察官3人から事情を聴かれる様子がぼかしを入れられて写っていた。今回のような行為について、「当店としては一切許容せず、許しません。今後同様の行為が発覚した場合も、厳正に対処いたしますのでご了承ください」と呼びかけている。同店ではその後、3月25日になって、今回の件について補足事項を投稿した。シュリンク(透明な未開封フィルム)がないボックス対象商品すべてで、側面を開封したりノリ付けしたりした跡が見つかり、計15箱がサーチ済みの不正品と分かったという。「単発的に混入したものではなく、すべての商品に同様の不正が確認されたことから、本件は極めて悪質であると認識」「偶発的なものではなく、意図的に行われた可能性が高いと判断」したとした。商品を持ち込んだのは外国人で、本人からは第三者から買い取ったと申告を受けたという。今回の件を受けて、他のカードショップに対しても、出所不明の商品や不自然な持ち込みについて注意するよう呼びかけた。現在は、警察が捜査中だとして、「本件に関する詳細につきましては、現時点では差し控えさせていただきます」としている。なお、2店は、直線距離で100メートルも離れていないが、被害の関連性があるかどうかは不明だ。(J-CASTニュース編集部 野口博之)
記事に戻る