玉川徹「戦争の動機に宗教がからむといいことない」
弁護士の結城東輝さんはいびつな「民意の反映」を危惧する。
「今回の戦争は軍隊、制服組、インテリジェンス機関、行政の専門家全員が基本的に反対している。そのなかで攻撃を仕掛けることができている。これはシビリアンコントロールが悪く影響したと言える。専門家集団は反対しているが、(特定の)少人数に対して一定の宗教的働きかけを行えばこういうこと(攻撃)ができてしまうという、シビリアンコントールの危うさというか、(宗教的影響力をもった)民意によって戦争ができてしまうというところに、危なっかしさを感じる」と話した。
玉川徹さんは「人がどういう宗教を信じるかは自由だが、宗教が国家と一体になった時はあんまりいいことないなと思う。結局、宗教が国家と一体になった時には、国家は戦争ができる。その動機に宗教がからんでくると、(判断の基準が)善悪になってしまい、始末が悪い。トランプ大統領はイランの指導者は悪だとよく言う。悪であれば滅ぼしてもいいということになる。十字軍の時代から。宗教というものが国と一体になることの恐ろしさを、またここで見せつけられている気がする」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)