田久保真紀氏「退職金192万円」を手にする日 自らのスキャンダルで市政混乱したのに...もちろん財源は税金

   静岡県伊東市の前市長・田久保真紀氏に、ニセ卒業証書の疑惑が浮上していた。静岡地検は2026年3月30日、田久保氏を有印私文書偽造・同行使および地方自治法違反の罪で在宅起訴した。

   なお、田久保氏は昨年10月31日に失職し(12月14日の市長選で落選)、その退職手当、いわゆる退職金は約192万円とされる。昨年11月26日時点で一時差し止めとなっているが、市の条例によれば、今回の容疑で拘禁刑以上の刑などに至らなかった場合には、退職金は支払われる見込みだという。

  • 田久保真紀氏は、2025年12月の伊東市長選に立候補したが落選した
    田久保真紀氏は、2025年12月の伊東市長選に立候補したが落選した
  • 田久保真紀氏のXより
    田久保真紀氏のXより
  • 田久保真紀氏は、2025年12月の伊東市長選に立候補したが落選した
  • 田久保真紀氏のXより

なぜ不祥事を起こした首長でも退職金がもらえるのか

   自らの不祥事やスキャンダルで世間を騒がせ、任期途中で辞職する地方自治体のトップが、多額の退職金を受け取るケースはこれまでも少なくない。

   市政や県政に混乱を招いたにもかかわらず、なぜ退職金が支給されるのか。

   刑事事件に関しては、日本の法制度では、有罪が確定するまでは無罪と推定される「推定無罪」の原則がある。そのため、起訴段階や社会的批判が高まっている段階では、それだけを理由に退職手当を不支給とすることは難しい。

   さらに、退職金自体の性格も影響している。

   退職手当は一般に、功労報償的性格と賃金の後払い的性格の双方を持つ。一定の在職実績に基づいて支給される制度であるため、不祥事のみを理由に全面的に否定するには慎重な判断が求められる。

   ただし、これは民間企業の労働者における解釈であり、首長などの特別職地方公務員にそのまま当てはめることには議論の余地がある。

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