2012年には議員立法も廃案「野党の賛同得られず」
国旗の損壊に関しては、現行の刑法では「外国国章損壊罪」を定めるが、日本国旗は対象外となっている。
高市首相は、2012年に国旗損壊罪法案の議員立法提出に関わったが、廃案となった。
25年10月の日本維新の会との連立合意の中には、同法案の創設が盛り込まれた。
高市首相は前述の衆院選の第一声で「議員立法を自民党で党議決定して、国会に提出した。残念ながら解散で廃案になった。でも、その後二度と出せなかった。どんなに頼んでも野党のご賛同が得られなかった。自民党内のルールで出せなかった」と話していた。
岩屋氏発言の1週間前となる4月2日には、参政党が国会に刑法改正案を提出。「日本国国章損壊罪」を設け、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金とする内容だ。
6日の参院予算委員会では参政党の梅村みずほ参院議員が高市首相に、日本の国旗は「破られても汚されても、おとがめなし」と指摘。「国旗損壊罪には罰則を設けるべき」と主張し、首相に意見を求めた。
高市首相は、国旗損壊罪の制定に向けて自民・維新で議論をしている最中であることと、参政党からも議員立法で法案が提出されている状況であることを踏まえ、「内閣総理大臣としては、その内容について見解を申し上げることは差し控えたい」と述べるにとどめた。