東京都渋谷区内の都立代々木公園に2つあるバスケットボールコートについて、外国人や大人が占領していて遊べないと、少年らがSNS上への動画投稿で訴えている。少年らがコートで遊んでいると、「危ないからどけ!」と言われたりしたという。代々木公園サービスセンターは、「占領の状況は確認できなかった」と取材に答えたが、「たくさんの方々が利用しているので、譲り合ってほしい」と話している。「『危ないから、どけ!』と言われた」少年1人が、ゴールリングにシュートすると、黒人などの男性たちも、続いて次々とシュートを繰り出す。そんな中で、この少年は、居心地が悪そうだ。様子を伺いながら、すぐにコートから出て行った。「今の代々木公園がヤバすぎる件について」。動画は、2026年4月12日にTikTok上で投稿され、こんなコメントが映し出された。「はい、ここに書いてあることなんですけど」。少年の1人は、こう切り出し、コートのフェンスに掲げてある看板がズームアップされる。「代々木公園バスケットコートはみんなが使用できる共有のスペースです。他の利用者とゆずりあってご利用ください」サービスセンター名でこう注意喚起されている看板を読み上げると、少年は、こうこぼした。「それで...見て下さい!この現状。外国人や日本人の人、大人の方々が占領して、片方使えばいい話なのを、全面コートを使ってやっています。それで、私たちがそこでやると、『危ないから、どけ!』と言われ、そのままずっと行くと、変な言葉や色々変なことを言ってきます」ここで、別の少年が「外国人に『ファック』と言われました」と口をはさむ。すると、動画で報告した少年も、「私もです」と相槌を打った。「本当に本当に、僕たちバスケやりたいのにやらしてくんないんですよ」そして、「もうイヤですよ!」と悲痛な声を上げると、サービスセンターにスマホで電話をかけるシーンに変わった。「占領の状況は確認できなかった」サービスセンターの職員が電話に出ると、少年の1人は、「みんなが使用できる」と看板にあるのに、外国人や大人がバスケットコートを占領していて、「邪魔!」などと言われると訴えた。そして、「どうすればいいですか?」と質問すると、職員は、「分かりました。確認いたしますんで」などと答えた。少年がお礼を述べ、「これで平和になるといいな」とのコメントが映し出されるシーンで動画が終わっている。この2分ほどの動画は、投稿された4月12日のうちに、子どもたちが「可哀想」などとX上で取り上げられて拡散した。様々な意見が寄せられており、「順番待っとけばいい」といった指摘もあったが、「子どもが好きに遊べないのは問題だ」「子ども優先にしてほしい」と少年らに同情的な書き込みも見られた。外国人や大人がバスケットコートを占領していたというのは、どこまで事実なのだろうか。代々木公園サービスセンターの担当者は13日、J-CASTニュースの取材に対し、11日土曜日に中学生ぐらいの少年らから職員に電話があったとしたうえで、こう答えた。「コート近くの職員が見に行ったところ、占領の状況は確認できませんでした。現場では、電話してきた子どもたちには会えていません。1年前にも、『試合をやっているチームがいて、利用できなかった』と似たケースの電話がありましたが、このときも、事後の報告でしたので確認できませんでした」ただ、職員がコートの見回りをしており、特定の人たちが長時間使っており、待っている人たちがいるような状況があれば、その都度注意しているとは説明した。コートは、日中は時間制限なく利用できるというが、利用が少ない時間帯はあるという。サービスセンターでは、「たくさんの方々が利用していますので、譲り合ってほしい」と話しており、今後対策を取るかについては、状況を踏まえたうえで決めたいとしている。(J-CASTニュース編集部 野口博之)
記事に戻る