「県民の声を聞かないと言っているに等しい」 斎藤知事に辞職求めるメッセージ3126人分を本人は読んでない?

批判と向き合う姿勢を巡り「真摯に受け止めたい」ばかり

   この会見で知事の言葉遣いが指摘された質疑は、他にもあった。

   しんぶん赤旗の記者は、3月に市民団体から斎藤知事宛で県の総務課に提出された辞任を求める一言メッセージカード3126人分を巡り、知事にメッセージカードを読んだかと質問した。

   知事に対する抗議活動を巡っては、定例記者会見場外でのデモ活動や、3月に神戸市で約850人(主催者発表)が参加した抗議デモがあった。抗議デモは、過去にも県内各地で複数回開催されている。

   斎藤知事は「そういった申し入れがあったことは承知している」とした上で、記者から内容を読んでいるかと聞かれると、「そういった申し入れがあったことは認識している。適宜対応している」と回答。記者は、

「知事に対するメッセージであり、読まないのは極めておかしいのでは」

と切り込むと、「いろんな県政に対するご意見ご要望というものはきている。真摯に受け止めたいと思う」と述べた。

   そして、

「知事という立場でありますので、いろんな応援していただける声もあれば、ご批判やご指摘というものは当然ありますし、それは私としては重く受け止めていくことが大事と思う」

とも語った。

   記者は「そうであれば、これから読んでいただけるんでしょうか」と問いかけると、「そういった申し入れは重く受け止めたいと思う。それぞれの声をいろんなご意見ご要望があると思うので、そこは真摯に受け止めて県政運営にまい進していきたい」と述べるにとどまり、メッセージカードについての言及を避けた。

   記者は、

「県政運営に生かすのであれば、読まないと話にならないですが、なんでそれが言えないのか、県民の声を聞かないと言っているに等しい」

と追及。

   知事は「繰り返しになって申し訳ないんですけど」と前置きし、

「さまざまなご意見は真摯に受け止めていくことが大事だと思う。いろんなご要望があったことも承知している。そういった声を受け止めて県政運営に頑張っていきたい」

と述べるにとどまった。

   記者は語気を強めながら「肝心のメッセージを知事に『聞いてください、読んでください』と出している人たちの声を読まないと、とんでもないことだと思う。約束しないんですから」とただしたが、「さまざまな要望は真摯に受け止めたいと思う。そういったものの対応は適宜適切に対応していきたいと思うが、大事なのは、さまざまなご指摘やご意見をですね、私自身も知事という立場ですから、しっかり受け止めて、県政運営に頑張っていきたいというふうに思う」と繰り返した。

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