「保健所への報告や商品回収が必要となる状況にはない」
日清食品の研究所でDNA検査を行った結果、商品に混入していたものは、タバコシバンムシの組織片であることが判明したとして、4月16日付調査結果などの書面で客に報告したことを明らかにした。
「あわせて、製造日前後の関西工場における捕虫記録を確認したところ、タバコシバンムシの捕獲記録はなく、製造時の検査においても同様の異物混入は認められませんでした。また、同日に製造した『辛みそきん 濃厚辛味噌ラーメン』について、当社で保管しているサンプルを検証したところ、同様の異物混入は確認されず、これまで他のお客さまから同様の報告も受けておりません」
こうした状況を踏まえ、広報部では、「当社工場内で当該異物が混入した可能性は低く、また、同様の事案が連続して発生していないことから、現時点では保健所への報告や商品回収が必要となる状況にはないと判断しております」と述べた。
しかしながら、「今回の事態を真摯に受け止め、工場内の衛生管理および品質管理についてあらためて確認・徹底するとともに、お客さまからのお申し出に対する対応体制についても見直し、再発防止に努めてまいります」としている。
今回申し出た客に対しては、「大変ご不快な思いをさせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。また、「お客さまからのお申し出に対し、16日付の書面にて、お詫びと調査結果をご報告いたしましたが、説明や配慮が不足しておりましたことを重ねてお詫び申し上げます」と付け加えた。
日清食品関西工場を管轄する滋賀県の食品安全監視センターは22日、取材に対し、工場から連絡は来ていないとしたうえで、こう述べた。
「商品1個だけの異物混入なら、連絡は来ないと思います。工場が社内で調査し、客への謝罪や今後の対策を行うでしょう。他の商品にも混入が広がる恐れがあるときは、商品の自主回収になり、連絡があるはずです。ただ、工場には、年1回は衛生監視に出向いており、苦情関係の書類にも目を通します。商品1個の混入については、そのときに説明を受けて対応することになると思います」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)