プロ野球パ・リーグの元最多勝投手で野球解説者の武田一浩氏(60)が、2025年4月22日にユーチューブを更新し、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(24)について、「球自体は良くなっている」と評価した。
「目標が低すぎて5回まで行くのに必死になっている」
開幕から勝ち星のない佐々木は、20日のコロラド・ロッキーズ戦に先発した。
3回まで無失点で切り抜けるも、3点リードの4回に1点を失った。5回は、先頭カイル・キャロス内野手(23)にソロ本塁打を浴び、続くジェーコブ・マッカーシー外野手(28)に2塁打を打たれた。
無死2塁のピンチで、エドゥアード・ジュリアン内野手(26)にセンター前に運ばれ、3-3の同点に追いつかれた。2死後、タイラー・フリーマン外野手(26)に四球を与えたところで降板となった。
この日は、4回3分の2を投げ、7安打2奪三振3四死球3失点(自責3)だった。開幕から4試合に先発して0勝2敗、防御率6.11。クオリティスタート(先発が6回以上投げ、かつ自責点3以内=QS)は、1試合も達成していない。
NHKの大リーグ中継で解説を務める武田氏は、この日の佐々木の投球について、「ボールは悪くなくなってきている」と切り出し、自身の経験を踏まえて、次のように評した。
「あとは自信じゃないの?俺も経験があるけど、日本ハムからダイエーに行った時に、7回くらいしか投げることができない時期があった。球は良いけど7回くらいまでみたいな。2か月くらいそうだったが、ある時、それを飛び越えて完投した。そうしたら普通に完投できるようになった。だから、そういう壁があるのかもしれない。5回の壁みたいな。言い方は悪いが、目標が低すぎて、そこ(5回)まで行くのに必死になっている」
「たぶん、気持ちの問題だと思う。ピッチャーにはよくあること」
今季は、開幕から先発ローテーションの一角を担っているが、ここまで白星はない。今季からチームに加入した守護神エドウィン・ディアス投手(32)が、右肘の遊離体の除去手術のため戦線離脱していることもあり、複数の米メディアが、佐々木のリリーフ配置転換の可能性に言及している。
チームの首脳陣は、配置転換の可能性を否定しており、当面は引き続き先発のマウンドとなる見通しだ。
このような背景もあり、武田氏は「もう少し、目標を高めに設定して、『7回くらいまで投げるぞ』みたいな感じで5回まで行けたら。たぶん、気持ちの問題だと思う。ピッチャーにはよくあること。乗り越えれば、投げられるようになる。もともとそれほどコントロールが良いわけではない。このまま投げさせてもらって、タイミングが合えばどこかで乗り越えられるのではないか」との見解を示した。
そして、「ボールは良くなっている。今季はスライダーが増えた。そのスライダーが、弊害があって、ストレートが遅くなったりする。その辺が、この後どう出るのか」とした。
佐々木の次戦は、26日に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるシカゴ・カブス戦を予定している。