遺族・ボランティアは「多大なご苦労」 太宰治の墓所めぐり三鷹市が注意喚起「お供え物は持ち帰って」

「太宰の墓碑名へサクランボをねじ込む奇習があるそうで......」

   太宰の遺体が発見された6月19日は、生前最後に執筆された名作『桜桃』にちなみ、「桜桃忌」と名付けられている。太宰の眠る禅林寺(三鷹市下連雀)には、例年多くのファンが参拝に訪れるという。

   桜桃忌が始まった時は、生前親交のあった作家らが集い、太宰の好物だったというさくらんぼをつまみながら故人を偲ぶ集まりだった。この名残から、現在でも桜桃忌にあたり、墓前にさくらんぼを供える人も多い。

   こうした中、一部で問題視されているのがさくらんぼを使った墓石の飾り付け行為だ。

   舞台『銀河英雄伝説』シリーズなどを手がける脚本家の川光俊哉氏は、「太宰の目、鼻、口にさくらんぼをつめるみたいでよくないと思うんだよな」として、桜桃忌前後に撮影された墓石の写真を公開した。

   墓石の前にはたくさんの花やたばこ、カップ酒などが供えられており、「太宰治」と彫られた墓石の文字の一つひとつに、さくらんぼが押し込まれている。

   「墓にさくらんぼ突っ込んだりゴールデンバットに火を付けて置いてったりがかつてのファンのお参りでしたが、これも時代なんでしょうね」「なんでも太宰の墓碑名へサクランボをねじ込む奇習があるそうで...やめなさいみっともない」といった声もある。

   また、お供え物の扱いをめぐっては、「御供え物は故人と一緒に食べてあげると 故人も喜びますよ 放置して腐らせて仕舞うのも故人はとても悲しみますからね」といった声も上がった。

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