「THE TIME,」(TBS系)2026年4月28日の放送で、司会の安住紳一郎アナが「丸山桂里奈さん(元サッカー日本女子代表)も刺されたということですよね。ご注意ください」と呼びかけたのはマダニ、それも「アーバンマダニ」だ。
「登山とか山菜採りに行ってというならまだしも、最近は都心の住宅地にもマダニが出ているようです」と安住アナは伝える。怖い。
東京の自宅庭で、わき腹にチクッと
丸山さんが噛まれた場所は東京・大田区の自宅の庭だった。「THE TIME,」の取材に、「雑草を刈り取ってた時に、脇腹のあたりにチクッという痛みがきて、めくってみたらチョコチップくらいの何かがついていたんですよ。払ったら激痛が走って」と話した。
マダニは「SFTS」というウイルスを持っている。感染すると発熱や嘔吐、下痢、頭痛などの症状が現れ、重症化すると致死率は約30%と怖い。
もともとはシカやイノシシなど野生動物に寄生して野山にいるのだが、それがなぜ都会(アーバン)に広がっているのか。国立健康危険管理研究機構の前田健部長は「野生動物と人の距離が近くなっているのが大きいですね」と解説する。
野生動物がマダニを運んでくる、噛まれたらすぐに皮膚科へ
どういうことか。
「(住宅地にも)ハクビシンもいますし、タヌキも見ます。アライグマもおそらくいる。そういう野生動物がマダニを運んでくるのです」
テーマパークで噛まれたり、新宿駅付近のコーヒー店でもアーバンマダニは目撃されたりしている。SFTS感染は4月から増え始めて、毎年5月がピーク。今が一番危ないシーズンということだ。対策としては虫よけスプレーが有効で、噛まれたらすぐに皮膚科に飛び込む。無理に引きちぎると、頭部が残って化膿しやすいという。
ゴールデンウイークのアウトドアレジャー、庭の手入れなどでは十分ご注意を。
(シニアエディター 関口一喜)