人気バンドのASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんは2026年4月30日、自身のXで「沈黙する自由もある。役割は様々だけど、市民同士が『何かを言え』と圧をかけ合うのでは、辛い」とポストした。
沈黙を悪とする空気感?
2月に投開票された衆院選では、物価高対策の目玉公約として消費税減税を掲げてはいたが、選挙から2か月以上が経過したものの、高市早苗首相は消費税減税については言及しなくなった。加えて、アメリカとイスラエルによるイラン攻撃など、世界各地で戦火が上がる中、憲法改正に前向きな姿勢を見せており、高市政権に対する不満は高まっている。
そういった状況のもと、政治に対して発信をしないことを悪とする空気感がSNSを中心に醸成されつつあるとの見方もある。後藤さんはそのことに危機感を覚えて同投稿をした可能性もある。とりわけ、ミュージシャンをはじめとしたクリエイターに対し、「政治的なメッセージを発信してほしい」といった声があることも、後藤さんに「沈黙する自由もある」と語らせた一因になったとみられる。
後藤さんの投稿には「沈黙を続けた結果を歴史で学んだので」と違和感を示す声が寄せられつつも、「感想を述べる自由もあれば、ノーコメントを貫く自由もあるはずですよね」「『声を上げる人は偉い』と思い込むくらいならええが、それが行き過ぎると『声を上げない人はダメだ』になりかねん」といった共感の声もあった。
沈黙する自由もある。役割は様々だけど、市民同士が「何かを言え」と圧をかけ合うのでは、辛い。
— Gotch / Masafumi Gotoh (@gotch_akg) April 29, 2026