ヤクルト・池山隆寛監督の行動が大きな反響を呼んでいる。池山隆寛監督のスポーツマンシップ2026年4月30日の阪神戦(神宮)。不穏な空気に包まれたのは7点差をつけられた8回だ。2番手の木澤尚文がマウンドに上がったが、1死から2番・岡城快生に死球を与えた。阪神の藤川球児監督、小谷野栄一打撃チーフコーチら首脳陣がベンチを出て打席方向に向かい、球場が緊張感に包まれた。さらに、3番・森下翔太に対してもカウント3ボール1ストライクから頭上に抜ける球で四球に。森下が体勢を崩して避けると、阪神の首脳陣が再びベンチから出てきた。池山監督が一塁ベンチから出て脱帽して阪神サイドに謝罪の意を示すと投手交代を告げ、マウンドに向かって木澤の背中をたたきながらベンチに戻った。「池山監督が頭を下げたことで、藤川監督は理解を示したのでしょう。代走を出すジェスチャーを出したことでコーチ陣も下がり、一触即発の雰囲気を回避した。阪神は近本光司が4月26日の広島戦(甲子園)で死球を受けて左手骨折で戦線離脱しています。死球に敏感になっている中、池山監督が頭を下げた行為に器の大きさを感じました。死球で遺恨になってしまうケースは、当てた側が謝らないことに端を発することが多い。打者を抑えるためには内角を攻めなければいけないですが、死球や危険な球は選手生命に影響します。投手の非を認めた池山監督のスポーツマンシップは大事なことだと思います」(スポーツ紙デスク)阪神と首位争いを繰り広げるヤクルト。相手を思いやる指揮官の行動に人望の厚さが垣間見える。2カード連続負け越したが、4月を終えて貯金6と好スタートを切った。5月も明るさを前面に出した野球で貯金を積み重ねる。(中町顕吾)
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